法律応報刑論と目的刑論、そして認識刑論 刑法学には、刑法の存在理由に関して、大きく二つの派閥がある。ひとつは目的刑論である。刑罰は、将来における犯罪予防を存在理由とする。罪を犯した人間が、必ず罰を受けることを明らかにすることで、国民に法律を守るよう心理的強制を加え、犯罪から遠ざけようとする。ふたつめは応報刑論である。刑罰は、犯罪に対する非... 2025.12.27法律
法律権利は客観的実在か主観的実在か いま私は、民事訴訟法の勉強をしている。それでわかったのだが、権利というのは主観的なものであるらしい。頭が痛くなってくる。民事訴訟法には、独立当事者参加という制度がある。たとえば、Xが、自己の所有する不動産をYに売却し、その後、Yとの契約を取り消さずに、同じ不動産をZに売却したとする。これを二重譲渡と... 2025.12.27法律法律
法律権利の考察 所有権の不可能性たとえば、ある人物「A」が時計「甲」を所有しているとしよう。この状況を、Aには甲の所有権がある、と表現する。ここで、所有権はどちらに属するのだろうか。甲の所有権は甲の側にあるのだろうか、それともAの側にあるのだろうか。かりに、Aのなかに甲の所有権があるのだとすると、それはどのような仕... 2025.11.19法律法律
法律株式会社の廃止 日本の会社法は、有限責任会社という制度を設けている。社員は出資額を限度として会社に責任を負う、という制度である。いわゆる株式会社もこれにあたる。会社は株式を発行し、株主となる者は、株式と引き換えに会社に金銭を払い込む。これを資本金として会社を運営するのである。日本では従来、会社は経営者のものとされて... 2025.09.04法律法律社会
法律民法について考えたこと 仕事と家庭民法の教科書をだいたい読み終わったので、いろいろ考えたことを書いておく。日本の民法は、第一編が総則、第二編と第三編が財産法、第四編と第五編が家族法という構成になっている。前半では市民間の契約による経済活動を取り扱い、後半は婚姻、離婚、相続などの家族に関する規律を扱っている。民法が描く人間社... 2025.01.02法律政治法律