II. 新経済学

II. 新経済学

MMTについて

功績と限界 MMT(現代貨幣理論)論者は、「雇用を創出するために、政府は国債をじゃんじゃん発行すべきだ」と主張する。彼らによれば、国家の財政の源は、税収ではなく国債である。あるいは、中央銀行が発行する預金残高が、国家の財源に変わるらしい(動画参照)。だから日本政府は緊縮財政を行うべきではなく、積極的...
経済
II. 新経済学

新経済学

アダム・スミスは、各人が自己の利益を追求することにより、社会全体の利益が増進する、と考え、これを「見えざる手」と呼んだ。これがいま、資本主義の基本理念になっている。 スミスの考察はたしかに説得力があり、そういう場合もあるだろう、と思わされる。しかし、彼は常に見えざる手が働くことを証明したわけではなく...
経済
II. 新経済学

価値形態論批判

私はこれから経済学批判を行おうと思う。といっても、私にできることは限られている。手許にあるのは『資本論』だけで、経済学の知識もない。しかし私は、マルクス経済学を木っ端微塵に吹き飛ばすつもりである。まず、価値形態論批判から始めよう。 概説 価値形態論の目的は、商品価値の存在を既成事実とすることである。...
思想経済