天皇

政治

日本国策大綱

現在日本国は未曽有の危機の中にある。三十年来経済の停滞は続き、リーマンショックやコロナ禍による不況の中で市民の生活は圧迫され、格差が固定化されつつある。外交的には対米従属を脱け出せぬまま、中国の台頭を前にして右せんか左せんかと思い悩む。米軍基地と尖閣問題の板挟みにあって、日本政府は解決不能なジレンマ...
天皇政治
仏教

乞食大燈、あるいは天皇と仏陀

むかしどこかの博物館で、白隠の絵を見たことがある。禅に関する絵が多く、厳しい坊さんだったんだな、と感じた。その中に『乞食大燈図』というのがあって、私はこれを見てはじめて大燈国師を知った。国師とは、天皇に仏法の手ほどきをするような、偉い坊さんに与えられる称号である。彼について面白い話が伝わっている。 ...
仏教天皇歴史
世界政府

世界政府の政治体制

昨今の社会問題はグローバル化している。地球温暖化や経済格差の問題は、世界全体に広がっており、地域政府によっては解決できなくなっている。 ゆえに、単なる地域政府を超えた世界政府が必要とされる。グローバル化した社会問題に対応できるように、政治もグローバル化しなければならない。世界全体を単一の政府が統治す...
中国天皇政治
VII. 人種差別概説

日本人と差別

人種は目に見えない 以前の記事で、日本には人種差別は存在しない、という話をした。なぜかというと、日本人は人種という観念に馴染みがないからである。 たとえばアメリカでは、その人の数世代前までさかのぼって、何十分の一かでも黒人の血が混じっていれば、その人は黒人だ、と判断されることがある。日本人からすると...
天皇社会
IV. 東京裁判とアジアの開放

中台問題の解決策

中国共産党は、台湾の併合を党是としており、いまでも台湾への野心を公に表明している。そのためなら武力行使をも辞さない構えだという。なぜ彼らは、これほどまでに台湾にこだわるのか。共産党は中国国内を完全に支配できているのに、これ以上何を望むのか、と不思議に思う人もいるだろう。 それは結局、統治の正統性の問...
中国天皇政治
III. 漢字による平和

漢字による平和

1 ヨーロッパの歴史は戦争の歴史である。ヨーロッパ全土で戦争が途切れたことは一度もない。 一方で、東アジアの歴史は平和の歴史である。もちろん、中国でも戦乱は頻繁に起きている。各王朝の末期には全土で反乱が頻発し、内乱状態に陥るのが常である。しかし、その後には必ず統一王朝が樹立され、長い平和の時代が続く...
天皇政治文化
III. 漢字による平和

もしも米軍が本土に侵攻していたら

1 日本は本土戦を回避するためにアメリカに降伏した。では、もしも本土戦が始まっていたら、どうなっていただろうか。日本は負けていただろうか。 おそらく、負けなかっただろう。戦争はベトナムのように泥沼化し、長期化しただろう。そして十年くらい後に、どちらが勝ちとも負けともつかないまま、うやむやのうちに終わ...
大東亜戦争天皇
VII. 真珠湾の奇跡

競争よりも秩序を

私は、環境問題を解決するために世界人口を減らすべきだと考えている。問題はその方法である。 以前、移動の自由を制限することで人口を抑制できるのではないか、という話をしたが、それ以上に貿易の制限が有効かもしれない。具体的には食料品の貿易を制限し、各地域は基本的に自給自足の経済圏を作る。そうすれば、その地...
天皇環境問題社会
VI. 知識人

敬語について

日本語で敬語を使おうとする場合、文法に強い制約がかかる。 たとえば、天皇陛下の仕事はこれこれである、という文を考えてみよう。この文は、このままでは敬語にすることはできない。これを敬語にするためには、天皇陛下はこれこれの仕事をなさる、あるいは、おやりになる、というように、文の構造を変えなければならない...
天皇文化
II. 男女平等とは何か

神の血脈

1 現在の天皇陛下は第百二十六代である。最初の天皇が神だったとすれば、それは百二十五代前のことになる。ゆえに、もしも、全ての天皇が人間と結婚して子をなしたのだとすれば、現在の天皇陛下は、ほぼ完全に人間である。 たとえば、父親がロシア人ならば、その人には 2 分の 1 だけ、ロシア人の血が流れているこ...
天皇