現代の諸問題

III. 未来について

コーランについて

1 コーランに書かれていることから解釈する限りでは、神はこの世界の外に存在していることになります。おそらく、神学者の意見もこれと同じでしょう。他方で、ムハンマドは、この世界の中に存在していました。 では、この世界の中にいる者が、この世界の外にいる者と、話をすることは可能でしょうか。もしもそれが可能だ...
宗教
III. 未来について

中道

1 仏教の基本的な考え方は、中道という言葉で表現されます。 中道とはなんでしょうか。 1.1 具体的に考えるために、死後の世界を例にとってみましょう。死後の世界は存在するのか、しないのか。誰もが一度は、こういう問題を考えてみたことがあるのではないかと思います。 ここに、死後の世界は存在しない、と考え...
仏教
II. 過去の再認識

西洋文明について

1 無知と怠惰 西洋文明の特徴は、レイシズムと、道徳的無気力です。 前者はユダヤ教に由来すると思われます。たとえばナチズムは、ユダヤ的な選民思想の裏返しにすぎません。 後者はキリスト教から受け継がれたものです。 キリスト教は、道徳の問題を個人の内面に閉じ込めてしまいました。その人の心が清らかであれば...
宗教思想科学
II. 過去の再認識

ルーズベルトの罪状

1 ここでは、ルーズベルト大統領の戦争責任について、さらに詳細に追及を行います。 1.1 まず、アメリカ政府が、日米開戦以前に、日本の外務省が使用していた暗号を解読していた、ということを事実として認めます。そうすると問題は、果たしてアメリカ政府は、彼らが入手した情報から、日本軍の奇襲攻撃を予想できた...
大東亜戦争歴史
II. 過去の再認識

目的の追究

1 太平洋戦争はなぜ起きたのか 我々はこれから、日米戦争の原因について考察を行いたいと思います。原因とは、なぜ戦争が始められたのか、という理由であり、つまり戦争の目的です。ここでは特に、アメリカ側の戦争目的に焦点を当てたいと思います。 1.1 日米開戦前夜のアメリカ外交 まず、次のことを確認しておく...
大東亜戦争歴史
II. 過去の再認識

民主主義

1 民主主義という政治形態は、ある種の精神病と似ています。 民主主義国家において、政府の行動に対して最終的に責任を負うのは、国民です。国家の主権が国民にあるということは、その責任も国民にあるということです。したがって、政府には、自分の行動に対して責任を負う能力がありません。 民主主義は、そのような政...
思想政治
II. 過去の再認識

天皇の役割

1 日本人は、アメリカ人に対して借りがあります。 終戦の後、アメリカには、天皇を殺すこともできました。しかし彼らは、天皇を見逃しました。日本人にとっては、これ以上に大きな恩はありません。 おそらく、天皇が処刑されていたならば、日本の復興はありえなかったでしょう。戦争が終わった後も、しばらくの間はひど...
政治歴史
II. 過去の再認識

原爆投下

一九四五年八月、広島と長崎に原子爆弾が投下されました。 この出来事は、現在の世界にどのような影響を及ぼしているでしょうか。 現在の世界において、核の抑止力が機能しているのは、アメリカが核兵器を恐れているからです。アメリカは、核保有国に対して脅威を感じています。そのため、ある国が核兵器を保有したならば...
政治歴史
II. 過去の再認識

真珠湾奇襲

1 奇襲攻撃は兵法の常です。奇襲を仕掛けてきたことに関して、敵に文句をつけるのは筋違いです。味方が奇襲を受けたことをこそ、恥じるべきです。真珠湾攻撃に関して言えば、非難されるべきはアメリカ政府でしょう。 当時のワシントンは、普段から日本大使館の無線通信を傍受し、その内容を把握していました。したがって...
大東亜戦争歴史軍事
II. 過去の再認識

南京大虐殺

1 一九三八年十月、日本軍が漢口に入城するときに、司令部は各部隊に厳重な注意を与えました。第十一軍司令部「機密作戦日誌」に、次のような記録があります。読みやすさのため、カタカナはひらがなに改めました。 「南京攻略戦に於ける南京城進入の無統制に起因し、進入後幾多の不祥事を発生せしめたる苦き経験に鑑み、...
中国歴史