満洲

大東亜戦争

日中戦争ノート2(ハードボイルド編)

満洲国においてアヘンが栽培されていたことはよく知られている。それが関東軍の資金源になっていたという。 どれほどの規模で栽培が行われていたかは知らないが、注意すべき点は、アヘンは商品作物だということである。商品作物を販売するためには、まず市場を開拓しなければならない。アヘンの味を多くの人に知ってもらい...
大東亜戦争歴史満洲
大東亜戦争

日中戦争ノート

『亜米利加物語』では太平洋戦争について書いた。そうすると、次は日中戦争について書かねばならないだろう。いまはまだ書くつもりはないが、日中戦争をどう評価するかということは考えておく必要がある。 東京裁判を信じる人々は、日中戦争は侵略戦争であり、侵略は犯罪である、と主張する。この二つの主張は基本的に異な...
中国歴史満洲
大東亜戦争

大東亜戦争史(2)

西力東漸 満洲の問題はロシアの東進と関わりがある。建国間もないロシアは、ヨーロッパとの貿易のために毛皮を必要としていた。彼らは毛皮を求めて東方開拓を続け、オホーツク海に到達した。そこから南下して満洲に至り、清朝と国境紛争を起こしたが、1689年にネルチンスク条約が結ばれ、両国の国境が画定した。 この...
大東亜戦争歴史満洲
VII. 真珠湾の奇跡

満洲事変概説

世間には、満洲国について様々な誤解があるようなので、改めて説明しておきたい。ある人は、満洲事変は侵略戦争だった、と言う。では、それは誰に対する侵略だったのか。日本軍は、中国人を侵略したのだろうか。しかし、満洲はいつから中国人のものになったのか。 そもそも、満洲が中国王朝の版図に組み入れられたことは、...
歴史満洲
VI. 知識人

満洲とロシア

1  もしも中国共産党が、新疆地区のウイグル族は共産党の支配を喜んで受け入れている、と言ったとしても、多くの日本人はそれを信じないだろう。しかし同じ中国政府が、満洲事変は侵略戦争だった、と言えば、日本人は無条件でそれを信じる。これは不思議なことである。 当時の満洲で暮らしていた人々が、満洲国をどう評...
歴史満洲
III. 北京語と漢文

満洲事変について

中国人が満洲事変に驚いたのは、まさかそんなことができるとは思っていなかったからである。 当時の関東軍の兵力は一万足らずで、装備は旧式だった。対する張学良の軍勢は十数万と言われ、装備の面でも優れていた。このような状況で、日本側が事を起こすとは誰も思わなかったし、ましてそれが成功するとは考えられなかった...
歴史満洲
II. 男女平等とは何か

多民族国家

1 日本人はかつて、満洲国という多民族国家を作った。終わり方は唐突であったが、それ以前に、その運営の仕方に問題があったように思う。一方で、現在の日本はまさに、満洲国のような多民族国家になりつつある。そこで、今後の日本を考える上で、過去の失敗から学ぶということは非常に重要である。 現在の角界におけるモ...
政治満洲
III. 中国論集

『狂人日記』について

1 中国人は人の肉を食べる。昔の中国の料理本には、人肉の調理方法が載っている。また、中国の市場に人肉が流通していたことを示す資料は、沢山ある。人肉食は、中国の伝統文化である。 他方で、日本人は人間の肉を食べない。それは、あり得べからざることである。だから、太平洋戦争中の激戦地であるレイテ島などで、日...
中国文化満洲
I. 歴史論集

中国を封じ込める

1 チベットの存在には、地政学上の重要性がある。チベットの独立が達成されれば、日本とともに、西と東から中国を圧迫することができる。また、北にはモンゴル、南には ASEAN があり、これで包囲網は完成する。 我々は、チベットの独立を達成するために、台湾政府を利用するべきである。というのも、少しややこし...
政治満洲
I. 歴史論集

満洲事変の軍事思想

1 満洲事変の意義について、もう少し述べてみたい。 満洲事変を起こしたとき、石原莞爾の頭の中にあったのは、ナポレオン戦争であった。ナポレオンはフランスの将軍であったが、彼一代でヨーロッパ大陸をほとんど統一してしまった。その後、ナポレオンが勝負を挑もうとしたのは、イギリスであった。大陸封鎖を行ってヨー...
歴史満洲