新型ウイルスについて(2)

健康な人は、早めに新型肺炎にかかっておいたほうがよい。一度感染すれば免疫ができるので、二度目はかからなくなる。かかっても軽症で済むだろう。これから妊娠するつもりの人などは、妊娠してから感染するよりも、妊娠する前に感染して、免疫をつけておいたほうがいい。

一度感染した人は、キャリアになる可能性も低いと考えられるので、感染者の治療にあたることができる。感染済みの人が増えるということは、悪いことばかりではない。

もちろん、健康であれば問題ない、ということはない。おそらく、どれだけ健康な人でも、体質によっては重症化するだろう。こればかりは運なので、重症化したら、あきらめるしかない。

新型コロナウイルスはただの風邪ウイルスに過ぎないが、まだ誰も免疫を持っていないので、ほとんどの人が感染するし、人によっては重症化することもある。思うに、すべての人間がこのウイルスに感染するまで、流行は終わらないだろう。

もちろん、ワクチンや治療薬ができれば、それが一番よい。しかし、いつそれができるのか、誰にも分らない。それは来月かもしれないし、一年後かもしれないし、十年後かもしれない。我々はそれまで、外出を自粛し続けるのだろうか。

それは馬鹿げている、と私は思う。病気を恐れるあまりに、普通の生き方もできないというのなら、何のために生きているのかわからない。我々は、人間らしい生活を取り戻さねばならない。もちろん、高齢者や乳幼児のことを考えるならば、感染拡大は避けたほうがよい。だが、活動の自粛による経済の停滞が、彼らの生活を圧迫しかねないことを考えるならば、どちらを優先するべきか、我々は決断せざるをえなくなるだろう。

おそらく、我々はこれから、非常に大規模な形で、命の選別を行わなければならなくなる。だが、人が死ぬことは、別に悪いことではない。それは悲しむべきことではあるが、誰でも必ず死ぬのだから、悪いことではない。

我々は、生命に対する価値観を変えざるをえなくなるだろう。そして、それは必要なことである。なぜならば、我々のいままでの生命観のほうが、異常だったからである。

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