VI. 記号心理学

VI. 記号心理学

遺伝子の水平伝播

微生物において遺伝子の水平伝播が起きていることは古くから知られていたが、最近では哺乳類を含めた高等動物においても、水平伝播が起きていることが確認されたという。この事実がダーウィンの進化論を否定することになりはしないか、と心配している人がいるらしい。なぜならば、遺伝子が種を超えて伝播するのであれば、生...
科学
VI. 記号心理学

ウイルスと災害の時代

1 ウイルスとは何かといえば、DNAそのものである。膜に包まれたDNAがウイルスである。これがどのように発生したかというと、おそらく、もともと生き物のDNAだったものが、何かの拍子で外に飛び出して、ウイルスになったのだろう。 ウイルスは、生き物の体内にいるときには活動を行うが、体の外に出ると、結晶に...
新型ウイルス環境問題
VI. 記号心理学

記憶の不思議

ときどき、魚の名前をよく記憶している子供がいて、どんな魚も漢字で書けたりする。あるいは、虫の種類や恐竜の種類などを、瞬時に見分ける博物学者がいる。彼らがどれだけの知識を持っているのか、常人には見当もつかない。 このように人間の場合、知識の量が増えれば増えるほど、新しい知識を記憶しやすくなる傾向がある...
科学
VI. 記号心理学

人間精神についての簡単な解説

自由意志が存在しないのだとすれば、物質としての人間がどうして精神を持ちうるのか、という問いに答えねばならない。 ここで我々は、他人の精神をどのようにして知るのか、ということを考える必要がある。そうすると、それは他人の行動や言葉を通して知られる、ということが分かる。あの人は賢い、愚かだ、親切だ、ケチだ...
思想科学
VI. 記号心理学

記号心理学

情動は記号の一部であり、解釈項として理解できる。たとえば、お腹が空いているときに、あなたの目の前に美味しそうなりんごがあったとしよう。あなたは手を伸ばしてりんごを取り、食べる。このとき、あなたはりんごを見て食欲がわき、それに突き動かされて、りんごを食べたわけである。 このように、その個体にある特定の...
科学記号論