軍事

大東亜戦争

勝者は誰か

真珠湾について書いていたら、終戦についても書きたくなった。このblogでは何度も触れた話題だが、改めて考える。 私は、太平洋戦争は軍事的に日本の勝利だったと主張する。その理由をこれから説明したい。 理由1:戦略爆撃 1945年3月10日、300機のB29が東京に襲来し、江東地区を爆撃した。この攻撃に...
大東亜戦争歴史軍事
世界政府

バイデンの火遊び

アメリカ合衆国第46代大統領ジョー・バイデンは、2009年から2017年まで同国の副大統領を務めていた。彼はその間に6度もウクライナを訪問している。 バイデンはウクライナのNATO加盟を支持した。また、2014年のロシアによるクリミア併合の後には、対戦車ミサイル「ジャベリン」の供与を提案した。202...
世界政府政治軍事
亜米利加物語

真珠湾事件直前のアメリカ軍の戦略について

『続・亜米利加物語』がようやく完結した。読み返してみて、ちょっと書き漏らしたことがあったので、補足しておきたいと思う。 それは真珠湾事件の背景についてである。この事件は突発的に起きたものではなく、日米両政府・両軍の政治的・戦略的駆け引きの末に実現した一大スペクタクルであり、その詳細を明らかにすること...
大東亜戦争歴史軍事
軍事

防衛費増額は自衛隊を強くするか

いま、日本政府は軍事費を増やそうとしている。復興予算を防衛予算に流用する、という話まで出ている。南シナ海における中国軍の活発な動きや、北朝鮮のミサイル実験に呼応するものだと思うが、こんなやり方で軍備を拡張しても、軍は強くならないだろう。 国会では敵基地攻撃能力が議論されている。これはミサイル攻撃のこ...
政治軍事
軍事

ウクライナはこうすれば勝てた

ウクライナに侵攻したロシア軍は着々と支配領域を広げている。ウクライナ軍は善戦しているが、少しずつ領土を切り取られているのが現状である。NATO加盟国からの援助はロシア軍を苦しめているものの、もともとの国力差を考えれば、ウクライナが押し負けるのは自然である。 2021年のロシアのGDPは1.7兆ドル、...
大東亜戦争軍事
思想

来たるべき戦争について(民主主義批判)

前置き 戦争はもう始まっている。というより、いま始めないと間に合わない。中国は台湾を取るつもりだが、ここで先手を打たれるのはまずい。我々が先手を取らねばならない。 戦争は敵の意表をついて始めるのがよい。つまり奇襲攻撃である。我々の奇襲は、天皇の中国皇帝への即位である。 台湾に中華民国政府が存在するこ...
思想政治軍事
IV. 東京裁判とアジアの開放

シビリアンコントロール

戦争はいつも思いがけない形で始まる。以前にも書いたことだが、私は、真珠湾事件はアメリカの陰謀だったと考えている。だが、ただの囮作戦だったとは思えない。おそらくアメリカは、日本海軍と艦隊決戦を行うつもりだった。 アメリカ政府は真珠湾に太平洋艦隊の主力を集め、決戦の準備を整えていた。そこに空母がいなかっ...
軍事
V. 世界政府宣言

核の抑止力再考

核の抑止力という神話が、いまだに説得力を持っているようである。だが、そもそも何らかの兵器が抑止力として働くことはありえない。抑止力となるのは常に、兵器を用いる人間の意志である。 現代社会において、大国間で戦争が起きないのは、誰も得をしないからである。戦争をすることが損であると分かっているから、戦争が...
政治軍事
III. 漢字による平和

空爆と終戦

空爆は基本的に、補助的な攻撃手段である。陸上部隊が侵攻する前に予備的に空爆を行い、敵の戦力を減らしたり、様子見をしたりする。そのため、陸上部隊なしに行われる空爆には、政治的な意味しかない。 たとえば日中戦争のとき、日本は中国の平野部を北から南まですべて制圧した。長江流域では、上海から上陸して南京に進...
大東亜戦争軍事
III. 漢字による平和

宇宙と戦争

私はときどき、どうすればアメリカに勝てるか、ということを考える。思考の訓練のようなものである。 日本が数千発の核ミサイルを用意できたとしても、それだけではアメリカには勝てない。なぜなら報復攻撃で日本が破壊され、相打ちになるからである。では、報復を阻止するためにはどうすればよいか。 まず、こちらのミサ...
軍事