死を茶化す

繰り返しになるが、新型ウイルスについては、感染対策を行わないほうがよいと思う。たとえば風邪にかかったときに、中途半端に薬で治そうとすると、かえって長引いてしまうことがある。逆に一度高熱を出してしまえば、けろっと治ってしまったりする。

今の人類のやり方は前者であって、こういうやり方をすると、ウイルスの影響は長引くだろう。逆に人類みんなでかかってしまえば、それほど長引くことはないだろう。それも一度で済むわけではなく、第二波、三波があるのは当然で、ただ時間的には短くて済むのではないか、ということである。もちろん根拠があるわけではなく、感覚的な議論にすぎないが、私の好みは後者である。

死ぬのが怖いのは当たり前だが、人間はみな死ぬのであって、それが早いか遅いかの違いしかない。だから、あまり死ぬのを怖がっても仕方がない。


世間では、志村けんが死んだといって大騒ぎをしていたが、そりゃ死ぬだろう、とは誰も言わなかった。あの年齢なのだから、コロナで死ななくても、どうせ他の原因で死んだはずである。それをどうしてあれほど驚けるのか、よく分からない。

だいたい、テレビに出ている芸能人は、半分くらいは高齢者である。たとえば、ビートたけしや大竹まことがコロナウイルスを怖がって見せても、誰もそれに突っ込もうとしない。まだ生きるつもりなのか、とか、これ以上ボケられたら身が持たない、とか、このくたばりぞこない何言ってやがる、みたいなツッコミが一つも出てこない。だから本人も自分がボケていることに気づかない。

彼らがいつまでも生き続けるつもりでいるのは、はたから見れば滑稽極まりないのだが。

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