V. 世界政府宣言

V. 世界政府宣言

学問の自由

学問の自由という言葉を最近よく目にするが、それを政府に保障してもらおうという考えがそもそも間違っている。学問は常に自由である。誰が何をしようが、私の学問を止めることはできない。政府が何をしようが、一人の学者が学問を続けることを阻止することはできない。学問は常に自由であり、それは単なる事実である。どん...
社会
V. 世界政府宣言

権力崇拝と自由主義

現代社会には権力への信仰が行き渡っている。この世界は弱肉強食であるとか、力のない者は何をされても文句を言えないとか、そういった考えを当然と思う人が増えているように感じる。そして、だからこそ自分は勝ち組にならなければならない、というふうにして、権力そのものを肯定するような傾向が生まれつつある。弱肉強食...
社会
V. 世界政府宣言

日本学術会議の一件

現内閣が、日本学術会議の会員の任命を拒否したことが話題になっている。安倍・菅内閣の無軌道ぶりは今に始まったことではないので、このニュース自体には特に感想はない。ただ、今回のニュースで改めて確認させられたのは、日本政府の学問に対する無関心さである。 政府が科学研究に金を出し渋っていることはよく知られて...
科学
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核の抑止力再考

核の抑止力という神話が、いまだに説得力を持っているようである。だが、そもそも何らかの兵器が抑止力として働くことはありえない。抑止力となるのは常に、兵器を用いる人間の意志である。 現代社会において、大国間で戦争が起きないのは、誰も得をしないからである。戦争をすることが損であると分かっているから、戦争が...
政治軍事
V. 世界政府宣言

農業と政治

農業の価値を貨幣で量ることはできない。これは漁業についても同じである。たとえば大抵の魚は、旬の時期が一番おいしく、また一番安くなる。したがって、おいしいものを食べることで人間が幸福になるのだとすれば、人間の幸福とGDPは反比例することになる。これが食の本質である。 人間はお金によって幸福になるのでは...
政治経済
V. 世界政府宣言

世界政府宣言

ここで、世界政府の問題について改めて議論しておく。 私は、世界政府を作るべきだと提案する。理由は単純で、大企業から税金をとるためである。多国籍企業から税金をとるためには、世界中で税金を一元管理するのが最も効率がよい。そうして法人税を十分にとれるようになれば、消費税は必要なくなる。すると、格差の問題も...
政治
V. 世界政府宣言

権力の問題

権力の問題はかなり根深いものがある。どこから切り込んでよいのか分からないが、そもそも、権力とは人を従わせる力だと考えられている。支配者が被支配者を意のままに操ることができるときに、権力があると言われるようである。 だが現実には、そんなことはありえない。たとえば、ラジコンのコントローラーを握っている人...
思想政治
V. 世界政府宣言

自民党総裁選について

先日(2020/8/25)、安倍首相が辞意を表明したことで、自民党の総裁選挙が行われることになった。立候補者は菅氏、岸田氏、石破氏の三人で、すでに菅氏有利の情勢が固まっているという。 この三人の中でいえば、私は石破氏に首相になってほしいと思う。理由は二つあって、まず、地方の問題を真剣に考えてくれてい...
政治
V. 世界政府宣言

農業が格差を解消する

1 格差の根源は農村の荒廃にある。人が生きるために必要なものは食である。その食が保証されないときに、人は貧しさを感じる。現代社会における最大の問題は、金がなければ食が得られないことであろう。 食品の輸入には、貨幣の価値を強調する効果があるといえる。自らの手で食を生み出すことができず、食を得るためには...
社会経済
V. 世界政府宣言

安倍政権の総括

1 安倍晋三が総理を辞任したという。世間では後継者争いに注目が集まっているが、それよりも、彼の政治を評価し直すことの方が重要であろう。 既に指摘した通り、安倍晋三には、内閣総理大臣の仕事を遂行するために必要な能力が欠如していた。彼の管轄下にある公官庁で不正が多発したことは、その管理能力の欠如を物語っ...
政治