競争よりも秩序を

私は、環境問題を解決するために世界人口を減らすべきだと考えている。問題はその方法である。

以前、移動の自由を制限することで人口を抑制できるのではないか、という話をしたが、それ以上に貿易の制限が有効かもしれない。具体的には食料品の貿易を制限し、各地域は基本的に自給自足の経済圏を作る。そうすれば、その地域で生産される作物で養える以上には、人口は増えないはずである。

いや、そうではないかもしれない。問題は、各国政府が人口を増やそうと考えていることではないか。では、なぜ各国は人口を増やそうとするのだろうか。それは、人口が増えたほうが国が強くなるからである。人口が増えればGDPが増え、国際社会における存在感が増す。また、兵隊を増やし、軍備を強化することもできる。では、なぜ国を強くしたいのか。それは競争に勝つためである。現在の世界には各国を律するルールがなく、弱肉強食の時代が続いている。その中で生き残るために、各国は国力を高めようとし、そのために人口を増やそうとしている。

だとすれば、世界から競争をなくせば、人口を増やそうとする動機もなくなり、人口は自然に減るのではないか。つまり、世界を統一することによって、人口問題を解決することができるはずである。世界に統一政府ができれば、各国が競争する必要もなくなり、国力の強化に努める動機もなくなる。それが、人口問題解決の唯一の方法ではないか。

そして、人口問題の解決は環境問題の解決につながる。なぜならば、人間の生活が環境を破壊しているからである。まず人間の数を減らさなければ、環境への負荷を減らすことはできない。人間が減れば、地球環境は改善するはずである。

やはりどのように考えても、世界政府を作る以外の選択肢はない。人類の未来を切り開くためには、世界の統一が何としても必要である。そのためにはまず、天皇陛下に、世界の皇帝に即位していただく必要がある。そして各国政府は、天皇陛下に承認されることで、はじめてその存在が認められるようになる。そのようにして新しい世界秩序を作る。それによって問題解決の道筋がつけばそれでよいし、それでも難しいようなら、別の方法を考えればよい。いずれにせよ、まず行動を起こしてみなければ何も始まらない。

我々は中央政府を作る。その障害となるような国があるならば、滅ぼさねばならない。いつも私の頭を悩ませるのはアメリカである。アメリカ人は、天皇陛下に忠誠を誓うことを潔しとしないかもしれない。

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