I. 科学と信用警察について 最近、警察官が拳銃を奪われる、という事件をよく耳にする。このような場合、問題は犯人ではなく警官の側にある。なぜならば、暴漢に襲われて黙ってやられてしまうような人間に、警察の仕事が務まるはずはないからである。しかし、世間からは警察を非難する声は出ず、むしろ被害にあった警官に同情的ですらある。これは大き... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会
I. 科学と信用反出生主義 1子どもを産むことで何らかの責任が生じる、と考える人がいるようだが、産みたくなければ産まなければよい。社会における出生率の低下は、それとは全く別の問題である。子どもを産んで育てることは、普通の人間にとっては幸福である。そういう人が普通に子どもを産める社会を作るということは、とうぜん必要なことである。... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会
I. 科学と信用資本主義の精神 仕事を効率的に行うことに価値があるわけではない。効率的に金を稼ぐことに価値があるわけではない。世の中にとって必要な仕事を行うことに価値がある。報酬はその結果として生じるに過ぎない。勤勉は美徳である。しかし、それが唯一の美徳であるわけではない。勤勉な泥棒もいるかもしれないが、その勤勉さに価値はない。世... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2宗教思想
I. 科学と信用科学と信用 1最近は、科学に対する不信が広まっているようである。放射性物質によって汚染された水も適切に処理すれば安全だ、と言っても、科学者の言うことは信用できない、という反応が返ってきたりする。しかし、放射性物質が危険であるという知識も、科学者によってもたらされたものではないのか。放射性セシウムを含む水が危険で... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会科学