VII. 遊牧民の世界史東条英機 1率直に言って、大東亜戦争の作戦指導は不可解である。戦争の歴史を知る人なら分かると思うが、戦線を拡大するということは、常に危険なことである。戦線が伸びると、そのぶん一箇所に配置できる兵力が少なくなるので、敵に突破されやすくなる。とくに味方の兵力が少ない場合には、戦線をむやみに拡大することは禁物である... 2020.04.06VII. 遊牧民の世界史小論集1大東亜戦争歴史
VII. 遊牧民の世界史最近の中国について 1以前、上野の博物館で故宮博物院展というのをやっていて、見に行ったことがある。かなりすごかった。国宝級の文物が惜しげもなく公開されていて、圧倒された覚えがある。あれは中国そのものだった。故宮博物院が台湾にある意味は大きい。あれがある限り、台北は中国の首都だと言ってよいと思う。共産党が台湾にこだわる気... 2020.04.06VII. 遊牧民の世界史小論集1中国
VII. 遊牧民の世界史宗教と歴史 1文化の違いが相互理解を阻むということは、よくあることである。日本人の場合、戦争の巧みさで他の人々を評価するところがある。このあたりが、宗教的な人間には理解しにくいらしい。キリスト教やイスラム教では、戦争や暴力を軽蔑するところがあって、そういう話をあまり好まない。ペルシャ人などは、昔はキュロス大王と... 2020.04.06VII. 遊牧民の世界史小論集1宗教歴史
VII. 遊牧民の世界史朝鮮半島 1太平洋は広い。広大である。その太平洋を挟んだ反対側にある極東において、アメリカの政治的な力が発揮されるということが、本当にありうるだろうか。極東におけるアメリカの力は、本質的には日本の力である。日本が発揮する力に、アメリカという名札を貼り付けただけの、いわば産地偽装商品である。朝鮮半島の政治的な情... 2020.04.06VII. 遊牧民の世界史小論集1歴史
VII. 遊牧民の世界史遊牧民の世界史 1遊牧民の世界と中原とは、おそらく不可分のものである。古来、遊牧民の活動が中国の農耕民に影響を与え、また逆にその影響を受けてきた。遊牧民といっても、彼らだけで自足できるわけではない。羊を引き連れて生活するために、タンパク質が不足することはないが、穀物は農耕民から手に入れるしかない。そのため、彼らは常... 2020.04.06VII. 遊牧民の世界史小論集1中国歴史