VI. ジェンダー論物語と理念(『鬼滅の刃』感想3) 『鬼滅の刃』ブームもそろそろ落ち着いてきたので、今のうちに書いておく。この作品はよくできている。語り口が丁寧で、誰が見ても楽しめる王道の少年漫画になっている。ただ、中身が空っぽである。たとえば『半沢直樹』には、核となる理念がある。社会はこうあるべきだとか、人はこうあるべきだ、という理想があるので、ご... 2020.11.30VI. ジェンダー論小論集4アニメーションジェンダー文化
VI. ジェンダー論『鬼滅の刃』感想2 前回の続き。『鬼滅』の鬼は、どうやらゾンビではなくヴァンパイアだったようだ。ゾンビの場合、ゾンビに咬まれた人間はゾンビになる。その人が他の人を咬むと、それもゾンビになる。ヴァンパイアの場合は、ヴァンパイアに咬まれるとヴァンパイアになるが、その人が他の人を咬んでも、それはヴァンパイアにはならない。人間... 2020.10.30VI. ジェンダー論小論集4アニメーションジェンダー文化
VI. ジェンダー論『鬼滅の刃』感想 先日テレビで『鬼滅の刃』の総集編をちらっと見て、気になったのでAmazonPrimeでTVシリーズを見ている。面白い。これは王道のジャンプ漫画だと思う。奇をてらったところがなく、ある意味では地味だが、一つ一つのエピソードやキャラクターの描写が丁寧で、安心して見ることができる。人間的な温かさも魅力で、... 2020.10.25VI. ジェンダー論小論集4アニメーション文化
VI. ジェンダー論女性は家事を行うべきか 最近は、女性は料理が上手いほうがよい、などと言うと、古い価値観だと批判されるようになった。だが、男性も家事をやるようになったからといって、女性が家事をやらなくてよくなったわけではない。家事の半分を男性がやるならば、残りの半分は女性がやるわけである。そうすると、やはり料理が上手いに越したことはない。結... 2020.10.17VI. ジェンダー論小論集4ジェンダー経済
VI. ジェンダー論男女の欲望 男性向けポルノとフェミニズムエロ漫画に関しては私も一家言あるが、最近はどうもつまらない。私が熱心に読んでいたころはコミックメガストアの全盛期であり、当時人気のあった作家は月野定規やDISTANCEなどであった。いまでも活躍している人もいるが、彼らに共通して言えるのは、女性の欲望を描けていた、というこ... 2020.10.07VI. ジェンダー論小論集4ジェンダー文化
VI. ジェンダー論夜這いとレイプ 日本は男女格差が大きい社会だと言われている。たとえば、伊藤詩織氏がTIME誌の100人に選ばれたことは、日本は男女格差が大きい社会だと、国際社会から認識されていることを示している。この場合の国際社会とは、基本的には西欧諸国であろう。誤解を恐れずに言えば、日本では、昔からレイプは犯罪だとみなされていな... 2020.09.26VI. ジェンダー論小論集4ジェンダー文化
VI. ジェンダー論LGBTについて 最近はLGBTというものが流行っているらしい。これは、セックスというものは自由であるべきだ、ということを言いたいのだろうが、人類の歴史から見ればそれは当たり前のことであって、むしろ現在のような価値観、つまりヘテロセックスだけが正常であり、ホモセックスは異常だという考え方のほうが、文化史の上では異常な... 2020.09.09VI. ジェンダー論小論集4ジェンダー文化