III. 北京語と漢文

北京語と漢文

1最近の研究によれば、中国人の話し言葉は、南北朝から隋・唐の時期にかけて、大きく変化したらしい。そのころに、北方の遊牧民が中華の平原地帯に大量に流入し、中国語の発音が全く変わってしまったらしいのである。一方で、漢字そのものは変化していない。漢字の文章の使い方は、話し言葉の変化にほとんど影響されなかっ...
中国文化歴史
III. 北京語と漢文

芸能人の不祥事について

1ピエール瀧がコカインをやっていたなんていうニュースを、わざわざテレビでやる必要はないだろう。ピエールが一生に一度も麻薬をやったことがない、というのであれば、ニュースにする価値はあるかもしれない。だが、ピエールがコカインをやっていたという話には、なんの意外性もない。やってるに決まってるじゃないか、と...
文化
III. 北京語と漢文

懐疑主義

まことしやかに語られている話だが、エジソンは子供のころ、学校の先生に、一足す一はどうして二になるのか、と質問したとされている。そしてこの話を、常識を疑うことの重要性を示す話だとして、喜んで引用する人々がいる。だが、エジソンが本当にそれを疑っていたとは考えられない。もしも彼が、一足す一が二であることを...
社会
III. 北京語と漢文

能力主義

現代の日本では格差社会が進んでいて、世の中は勝ち組と負け組に二分されているという。そこで、社会で成功するためには何が必要か、という質問に対して、能力があるかないかがそれを決めるのだ、という答えが返ってきたりする。いわゆる能力主義である。しかし、能力という言葉ほど嫌なものはない。なぜといって、そんなも...
社会
II. 男女平等とは何か

自由

自由とは、束縛から解き放たれることである。束縛とは、無知であり、貪欲であり、怒りである。無知を滅ぼすことができれば、その人は自由になる。貪欲を滅ぼすことができれば、その人は自由になる。怒りを滅ぼすことができれば、その人は自由になる。人は、生まれながらに鎖に繋がれている。そして、それを当然のこととして...
宗教
II. 男女平等とは何か

民主主義と真理

ある人がどう思おうが、正しいものは正しいし、間違っているものは間違っている。国民全体がどう思おうが、正しいものは正しいし、間違いは間違いである。ある人がどう思おうが、また、国民全体がどう思おうが、それとは全く無関係に、何が正しく、何が間違っているか、ということはあらかじめ決まっている。国民全体が一足...
思想政治
II. 男女平等とは何か

キリスト教と仏教

1キリスト教は実在しない。キリスト教という宗教が存在する、という考えそのものが迷信である。あえて定義しようとすれば、キリスト教徒とは、不合理な考えを信じる人々である、とでも言うしかない。というのも、キリスト教徒とは、何らかの決まった考えや信仰を持つ人々の集まりではないからである。たとえば、キリスト教...
仏教宗教
II. 男女平等とは何か

合衆国憲法と人種差別

1合衆国憲法は、黒人奴隷のことを、労働に従う義務のある者、と表現している(第四条第二節の逃亡奴隷の条文)。建国の父たちは、祖国に奴隷制度があるという事実を隠そうとして、わざと婉曲的な表現を用いたのである。この欺瞞に満ちた表現こそが、現在まで続く人種差別の原因である。奴隷制度そのものが問題だったのでは...
政治
II. 男女平等とは何か

多民族国家

1日本人はかつて、満洲国という多民族国家を作った。終わり方は唐突であったが、それ以前に、その運営の仕方に問題があったように思う。一方で、現在の日本はまさに、満洲国のような多民族国家になりつつある。そこで、今後の日本を考える上で、過去の失敗から学ぶということは非常に重要である。現在の角界におけるモンゴ...
政治満洲
II. 男女平等とは何か

神の血脈

1現在の天皇陛下は第百二十六代である。最初の天皇が神だったとすれば、それは百二十五代前のことになる。ゆえに、もしも、全ての天皇が人間と結婚して子をなしたのだとすれば、現在の天皇陛下は、ほぼ完全に人間である。たとえば、父親がロシア人ならば、その人には 2 分の 1 だけ、ロシア人の血が流れていることに...
天皇