II. 男女平等とは何か戦場ジャーナリスト 1戦場ジャーナリストが、外国の武装勢力に捕まって、日本政府が身代金を要求される、という事件がときどき起きる。そういうとき、日本の世論には、捕まったジャーナリストを非難するような傾向がある。それは自己責任だ、という声も聞かれる。いったい日本人は、そのジャーナリストに対して何を求めているのだろうか。その... 2020.03.17II. 男女平等とは何か小論集1文化
II. 男女平等とは何か京都アニメーション放火事件 1これは、二・二六や五・一五に匹敵するような、思想的なテロリズムである。日本社会を象徴するものに対する、容赦ない攻撃である。一体何が起きているのか。どうして誰も気付かないのか。これは非常事態ではないか。昭和の日本人は、自分たちが直面している危機を、正しく危機として認識していた。その対処がすべて適切で... 2020.03.17II. 男女平等とは何か小論集1アニメーション文化
II. 男女平等とは何か危機管理 1危機管理とは、何をすることだろうか。危機が起きてから、その対処を考えていては遅い。対処を考えている間に、現実の危機はどんどん進展しているからである。したがって、起こりうる危機を予想し、あらかじめ対処法を準備しておくほうがよい。しかし、それでもまだ遅い。本当に重要なのは、実際に危機が起きたときに、そ... 2020.03.17II. 男女平等とは何か小論集1文化
I. 文学とアニメーション仏教と自殺 1仏教では自殺は禁止されていないのか、という疑問がときどき提出される。これについて考えてみたい。そもそも、仏教で何かが禁止されているという場合、それはタブーを意味するわけではない。それぞれの人間が、自分の判断でそれをやめるべきだ、あるいは、やめたほうがよい、と言っているだけである。キリスト教において... 2020.03.16I. 文学とアニメーション小論集1仏教文化
I. 文学とアニメーション『なめとこ山の熊』について 宮沢賢治に、有名な『なめとこ山の熊』という童話がある。ぜひ読んでみてもらいたい。すでに色々な解釈が与えられているが、思うに、そのモチーフは捨身飼虎であろう。物語の最後で小十郎は如来となり、熊たちはその弟子として悟りを開いたのだろう。ときどき、この童話に熊と人間の対称性を読み取ろうとする人がいるが、そ... 2020.03.16I. 文学とアニメーション小論集1仏教文化
I. 文学とアニメーションカッコウ カッコウには、托卵という習性がある。自分とは別の種類の鳥の巣に卵を産み、その巣の親鳥に、代わりに雛を育ててもらうのである。カッコウに托卵された親鳥は、一体どんな気分だろうか。あれを、親鳥はだまされているんだ、と言う人がいるが、それは違うと思う。たぶん、親鳥は気付いている。気付いているけれども、目の前... 2020.03.16I. 文学とアニメーション小論集1文化
I. 文学とアニメーションイヨマンテ 先日、『ゴールデンカムイ』という漫画を読んだ。その中に、イヨマンテの話が出てきた。イヨマンテは、アイヌの風習である。簡単に言えば、母親を殺された子熊を村で育て、成長してから殺す、というものである。この風習にどういう意味があるのか、少し気になり、考えてみた。まず、子熊の親を殺したのは、アイヌ自身である... 2020.03.16I. 文学とアニメーション小論集1文化
I. 文学とアニメーション文学とアニメーション 日本の文学の特徴は、移ろいゆく自然を、移ろいゆくままに表現することであろう。俳句にも和歌にも、そのような特徴がある。そして、その起源は荘子にあると私は思う。たとえば『荘子』の中に、どんどん体が曲がってゆく人の話がある。毎日毎日、体がねじ曲がってゆき、日常生活も難しくなるのだが、本人は全く気にしていな... 2020.03.16I. 文学とアニメーション小論集1アニメーション文化
III. 中国論集『狂人日記』について 1中国人は人の肉を食べる。昔の中国の料理本には、人肉の調理方法が載っている。また、中国の市場に人肉が流通していたことを示す資料は、沢山ある。人肉食は、中国の伝統文化である。他方で、日本人は人間の肉を食べない。それは、あり得べからざることである。だから、太平洋戦争中の激戦地であるレイテ島などで、日本軍... 2020.03.16III. 中国論集東アジアの歴史と未来中国文化満洲
II. 思想論集イエスと奇跡 1イエスは死人を生き返らせたそうだが、そんなことは、インドでは日常茶飯事である。また、彼は神の子供だというが、神の親類縁者ならば、インドにはごまんといる。聖書に記されている奇跡は、マハーバーラタと比べると、あまりにも貧相である。インドに行けば、イエスはどこにでもいる仙人の一人に過ぎない。それなのに、... 2020.03.16II. 思想論集東アジアの歴史と未来宗教文化