IV. 日本の平和ロングテール ロングテール、という言葉をよく聞く。社会における富の分布はロングテールになっているらしい。そのほか様々な社会的指標がロングテールの法則に従っていることを、誰かが証明したという。ロングテールというのは、変数を k としたときに、k という値を持つ要素の数が、k の - r 乗に比例する、という分布のこ... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1社会
IV. 日本の平和スポーツと教育 親は、子供にスポーツばかりさせてはいけない。ちゃんと勉強をさせねばならない。野球ばっかりやっている子供が、将来みんな野球選手になれるとは限らない。勉強をしないで野球ばかりやって、それで野球の仕事にも就けなかったら、ただの馬鹿になってしまう。それはあまりにも可哀そうである。スポーツはただの遊びである。... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1社会
IV. 日本の平和STAP細胞 私はSTAP細胞の発表を聞いたとき、iPS細胞があるなら、STAP細胞があってもおかしくない、と思った。細胞の万能化の仕組みはよく分かっていないので、そもそも、iPS細胞がどうして上手く行くのか誰にも分からない。だから、同じような万能化であるSTAP細胞の話が出てきても、そんなことはありえない、とは... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1科学
IV. 日本の平和徳は教えられうるか プラトンは、対話篇『メノン』において、徳は教えられうるか、という問題を提起している。そこでは明確な回答が与えられているわけではなく、また、哲学者がこの問いに答えられたためしはない。しかし、その問題はすでに仏陀によって解かれている。徳を教えることはできる。それは物乞いによってである。徳とは憐みの心であ... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1仏教思想
IV. 日本の平和プラグマティズムとは何か パースは、プラグマティズムの創始者と目されている。だが、彼自身は自分の立場をプラグマティシズムと呼び、ジェームズらの哲学運動から区別していた。現在では、プラグマティズムは価値の相対化や真理の相対化を目指す立場だと考えられている。それぞれの言葉には実用的な価値しかなく、哲学的な用語の実在性を信じるべき... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1記号論
IV. 日本の平和人間は記号である 1人間は記号である、とパースは言った。記号と物を区別する考えが西洋にはある。しかしパースによれば、物は記号の一種でしかない。なぜかといえば、物が存在する、という考えがそもそも誤りだからである。あるものの存在を知るとき、我々は、それを何らかの感覚器官を通して知ることになる。最も分かりやすいのは目であろ... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1心科学記号論
IV. 日本の平和社会の構造 1ひきこもりの問題が示しているのは、この社会の構造である。現代社会の構造を支えているのは、ただ一つ家庭だけである。人間はどこまで行っても家族から自由になることはできず、家族関係の中にとらわれ続けるしかない。戦前であれば、軍隊生活というものが、ある程度は社会の構造を支えていた。多くの人間が軍隊での生活... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1社会
IV. 日本の平和歴史と文学 1物語は面白くなければならない。どれほど人に伝えたいことがあっても、話がつまらなければ聞いてもらえない。聞いてもらえなければ、話す価値もない。だから、人に伝える価値がある物語ほど、面白くなければならない。ゆえに、歴史は最も面白い物語でなければならない。歴史ほど、人に伝える価値のあるものはないからであ... 2020.03.25IV. 日本の平和小論集1歴史
IV. 日本の平和森友学園問題 1 二〇一八年三月、森友学園の国有地払い下げ問題に関連して、財務省で公文書の改ざんが行われていたことが発覚した。一部報道によれば、事件の真相は、安倍首相夫人と交友があった同学園の籠池理事長のために、首相本人が口利きをした事実を隠蔽するためのものだったという。もちろん、報道の通りに隠蔽が実行されたのだ... 2020.03.24IV. 日本の平和小論集1政治
IV. 日本の平和表現の自由 1表現の自由とは、正しいことを言う自由である。間違ったことを言う自由は存在しない。この点に混乱があると思う。仏教では、身・口・意の三業に気をつけろと言う。このうち身と意、つまり身体と心の行いに気をつけろ、というのは現代の人にもよく分かると思う。しかし、口の行いに気をつけろ、というのは理解しにくいので... 2020.03.24IV. 日本の平和小論集1社会