III. 忠と孝タイムマシン 1時間とは何か。タイムマシンは可能か。過去に戻ることはできるのか。過去を変えることはできるのか。タイムマシンが周知されるようになったのは、H・G・ウェルズのSF小説がきっかけだろう。主人公がマシンに乗り込みダイヤルをひねると、過去や未来を自在に行き来できる。時間旅行が不可能であることを指摘することは... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3仏教科学
III. 忠と孝二元論の歴史 1ヨーロッパ人は世界を二つに分ける。文明と野蛮である。そして、文明人には野蛮人を支配する権利がある、と考えた。それが植民地の起源である。ここに、二元論という問題がある。善と悪、善神と悪神、天使と悪魔、天国と地獄、文明と野蛮、資本家と労働者、白人と有色人種などなど。ヨーロッパ的な世界は二元論に彩られ、... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3仏教宗教歴史
III. 忠と孝太平洋戦争概説 1 戦争の定義私は、日本は太平洋戦争に勝利したと主張する。これは常識に反する主張なので、いぶかしく思う人もいるだろう。その真意がどこにあるのか、少し説明したいと思う。クラウセヴィッツによれば、戦争は、政治的な目的を達成するための手段である。したがって、ある国が戦争に勝利したかどうか、ということは、そ... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3大東亜戦争歴史
III. 忠と孝中国軍の脅威をいかに理解すべきか 1コロナ騒動に便乗して、最近、中国軍の動きが活発化しているようである。このような問題について考えるとき、我々は次のことに注意しなければならない。それは、中国政府の対外的な行動は、基本的に国内政治の現れにすぎない、ということである。たとえば、習近平政権が台湾の併合を主張するのは、そうしないと、党内の他... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3中国政治
III. 忠と孝二つの天皇家 1私は、聖徳太子に関する日本書紀の記述に疑問を持っている。日本書紀においては、推古天皇が隋の煬帝に国書を送ったことになっている。しかし、中国側の記録では、その時の日本の大王には妻がいたとされている。つまり、大王は男だったはずである。おそらく、聖徳太子は実際には大王だった。そう考えなければ、彼の死後、... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3中国仏教歴史
III. 忠と孝リベラルと保守 1リベラリズムとは、精神の自由を信じる立場である。保守とは、リベラリズムに賛同しない立場である。そもそも保守という言葉には、反リベラリズムという意味しかなく、積極的な内容のある言葉ではない。その人が精神の自由を認めないならば、どんな立場であれ保守と呼ばれる。では、リベラリズムの正当性はどこにあるのか... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3思想政治
III. 忠と孝人口爆発と気候変動 1地球温暖化は人類共通の課題である。では、温暖化を食い止めるために、我々は何をすればよいか。二酸化炭素を排出しない技術として、たとえば、クリーンエネルギーや電気自動車など、様々な製品が実用化されている。これらの新技術によって、温暖化を止めることはできるのだろうか。おそらく不十分である。いくら新技術を... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3環境問題
III. 忠と孝支那と中国 支那という言葉は仏典に出てくる。震旦や支那が、中国を指す言葉として使われている。つまり、インド人は、中国をシナと呼んでいたわけである。これが大航海時代にヨーロッパに伝わり、英語でチャイナ、イタリア語でチーナと呼ばれるようになった。その後、江戸時代の日本に入国しようとしたイタリア人宣教師が、幕府に捕ま... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3中国歴史
III. 忠と孝忠と孝 1中国人にとって最も大切な徳目は、孝である。孝とは親孝行のことであり、親に仕える、親を大切にするということである。ところが日本では、孝は二番目にくる。日本人にとって一番の徳は、忠である。忠とは忠誠であり、主に仕えるということであり、主従関係のことである。これは日本独特の文化であって、そもそも中国では... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3中国歴史環境問題