VI. 記号心理学

ウイルスと災害の時代

1ウイルスとは何かといえば、DNAそのものである。膜に包まれたDNAがウイルスである。これがどのように発生したかというと、おそらく、もともと生き物のDNAだったものが、何かの拍子で外に飛び出して、ウイルスになったのだろう。ウイルスは、生き物の体内にいるときには活動を行うが、体の外に出ると、結晶になっ...
新型ウイルス環境問題
VI. 記号心理学

記憶の不思議

ときどき、魚の名前をよく記憶している子供がいて、どんな魚も漢字で書けたりする。あるいは、虫の種類や恐竜の種類などを、瞬時に見分ける博物学者がいる。彼らがどれだけの知識を持っているのか、常人には見当もつかない。このように人間の場合、知識の量が増えれば増えるほど、新しい知識を記憶しやすくなる傾向がある。...
科学
VI. 記号心理学

人間精神についての簡単な解説

自由意志が存在しないのだとすれば、物質としての人間がどうして精神を持ちうるのか、という問いに答えねばならない。ここで我々は、他人の精神をどのようにして知るのか、ということを考える必要がある。そうすると、それは他人の行動や言葉を通して知られる、ということが分かる。あの人は賢い、愚かだ、親切だ、ケチだ、...
思想科学
VI. 記号心理学

記号心理学

情動は記号の一部であり、解釈項として理解できる。たとえば、お腹が空いているときに、あなたの目の前に美味しそうなりんごがあったとしよう。あなたは手を伸ばしてりんごを取り、食べる。このとき、あなたはりんごを見て食欲がわき、それに突き動かされて、りんごを食べたわけである。このように、その個体にある特定の行...
科学記号論
V. キリスト教は外道か

徳治主義について

法治と徳治私は、アジアの政治制度を理解するために、徳治主義という概念を提案している。これは、ヨーロッパの法治主義に対するものである。ここで簡単にその説明をしたい。法治主義は、法に従わないものに罰を与える。罰を受けたくないから、人は法に従うようになる。一方で徳治主義は、法に従うものに利益を与える。多く...
政治新型ウイルス
V. キリスト教は外道か

新型コロナ対策を振り返る

1政治は、国民の福祉を向上させるためにある。しかし、国民の要求に答えることが、必ずしも国民の利益になるとは限らない。適切なたとえではないかもしれないが、犬は水浴びを嫌がる。しかし、健康を維持させるためには、犬が嫌がっていても、水浴びをさせたほうがよい。人間もこれと同じで、本人の望むことが、必ずしもそ...
政治新型ウイルス
V. キリスト教は外道か

インターネット

1インターネットのせいで人間はどんどん馬鹿になっている。webページを閲覧する人は、自分の興味のある記事だけを読みたいと思っている。なぜならば、インターネットというシステムがそれを可能にしたからである。運営する側も、利用者が、彼にとって興味のあるページしか閲覧しないことを前提として、サイトを作ってい...
社会
V. キリスト教は外道か

現代人の死生観

現代人は、人は死ねば無になる、と考えている。あるいは、死ぬとただの物質になる、と。それは裏を返せば、生きている間は、人はただの物質ではない、ということを意味している。つまり、生命のある状態とない状態を厳密に区別しているのである。これは、現代人が霊魂を信じていることを意味していると考えられる。生きてい...
思想文化
V. キリスト教は外道か

グレタ現象

グレタ・トゥーンベリを批判する人は多いが、彼女の主張はだいたい正しい。ただ、彼女がどれだけ自分の発言に責任を持っているのか、という点は疑問と言えば疑問である。それは一種のパフォーマンスに見えなくもない。問題は、彼女の主張を現実のものとするために、どんな手段が必要とされるのか、ということを、彼女が理解...
政治環境問題
V. キリスト教は外道か

キリスト教は外道か

1古代インドには、六師外道という六人の思想家たちがいた。彼らの主張は互いに異なっていたが、みな一つの問題意識を共有していたと考えられる。それは、既存の道徳への懐疑である。古代の共同体に根差した古い道徳が信用を失い、破壊されようとしていた時期に、これらの思想家が現れ、道徳の意義を問い直したのである。お...
仏教宗教思想