社会

ジェンダー問題

行き過ぎた個人主義と夫婦別性

夫婦別姓に関する議論をときどき耳にする。日本では夫婦同姓が基本だが、夫婦が別の姓を名乗ることも認めるべきだ、という意見である。 このような主張の背景にあるのは男女同権論だろう。女性が社会で活躍する機会が増えたために、結婚によって姓が変わるという制度に不便を感じる人が増えた。というのも、姓を変えるのは...
ジェンダー文化
世界政府

世界政府の政治体制

昨今の社会問題はグローバル化している。地球温暖化や経済格差の問題は、世界全体に広がっており、地域政府によっては解決できなくなっている。 ゆえに、単なる地域政府を超えた世界政府が必要とされる。グローバル化した社会問題に対応できるように、政治もグローバル化しなければならない。世界全体を単一の政府が統治す...
中国天皇政治
思想

道徳の起源(2)

道徳を「よい・わるい」という価値判断だと考える人がいる。難しい言い方をすれば当為の判断、そうすべきか否か、という判断が道徳だという考え方である。 それも間違いではないが、道徳は本質的に正誤の判断である。つまり、道徳の本質は無矛盾性である。 たとえば、人のものを盗むことはよいことだ、と言う人がいたとし...
思想社会
世界政府

世界政府の経済政策

世界政府の経済政策は、食料を基調としたものでなければならない。人間が生きるために必要なものは食料なのだから、これを経済力の基準とするべきである。 食料の分配は問題ではない。そうではなく、食料と人口の均衡を考えるべきである。また、食料の貿易をどのように考えるかということが、一つの課題になるだろう。貿易...
政治経済
思想

道徳の起源

ときどき、道徳の起源を探る、というテーマの本を目にすることがある。社会学や心理学、進化生物学などの知見に基づいて、人間の道徳性を説明する、というふうな本である。 そういう本を目にする度に、ずいぶん奇妙なことを言うものだと思っていた。たとえば、すしの起源を探る、というのなら分かる。すしという食文化がど...
思想社会
政治

司法の問題点

最近、司法のあり方に疑問を感じるようになった。 私はもともと、法治主義には否定的である。法による支配とは暴力による支配であり、これが帝国主義を促進してきた側面もあると考えている。私はこれに代わる政治理念として、徳治主義を提案している。これについては別の記事にゆずる。 たとえば先日、爆笑問題の太田光が...
仏教政治社会
政治

奉行所設置の提案

現代社会の問題点は、個人の権利よりも企業の活動の方が優先されていることだと思う。これが端的に現れているのが、警察の活動である。 たとえば、企業と個人の間にトラブルが生じた場合、警察は企業の味方をせざるをえない。なぜならば、たいていの企業は弁護士と契約しており、法的な観点から警察の活動をけん制すること...
社会
経済

日本の過去と未来

1 歴史問題の整理 私はこのHPの中で、日中戦争と太平洋戦争について、何度も語り直している。この一連の戦争をどのように語れば、その本質に近づくことができるのか、試行錯誤を続けている。ここで再び問題を整理してみたい。 1.1 植民地 論点の一つ目は、ヨーロッパの植民地政策である。これは明確な侵略行為で...
歴史社会経済
環境問題

町に樹木は必要か

私は人間社会には疎いが、自然の移り変わりには割と敏感である。そういう人間にとって、年々日本から四季が失われてゆくことは、身を切られるように痛ましいことなのだが、日本人の誰一人これを気にしていないように見えるのは、非常に不思議なことである。 最近、私の住んでいる町では、暴風によって倒される恐れがあると...
環境問題
社会

SNS雑感

共産主義者の白井聡が、ユーミンの話で炎上していた。ちょっと気になったので、思ったことを書いておく。 まず私自身は、彼の言わんとすることは分かる。テレビを見ていて、問題のユーミンのコメントが流れてきたときには、うわっ、と思ってチャンネルを変えた。だから彼の言いたいことは分かるので、べつに問題はない。 ...
社会