社会

ジェンダー問題

名字の廃止

最近ようやく、夫婦別姓の意味が分かった。あれは名字を廃止するということだ。たとえば、次のようにすれば、選択的夫婦別姓と同じ効果が得られる。まず、日本人の名前から名字を廃止して、個人名だけにする。いま名字を持っている人は、それが個人名に付け加えられ、名字を失う。結婚したときには、個人名を変更する権利が...
ジェンダー社会
社会

入管の件

日本の入管は、外国人の扱いが残酷なことで知られる。先日、名古屋入管でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した事件があり、大きな波紋を投げかけている。日本政府の不誠実さをなじる声もあるが、思うに、これは自業自得である。彼女は不正を正すことを怠ったので、不正の被害にあった。これは入管だけの問...
社会
ジェンダー問題

婦人の仁

男女の差異中国に「婦人の仁、匹夫の勇」という言葉がある。これをもって儒教は女性差別的だという人がいる。しかし、女性が軽薄で無責任なのは事実であり、それは現在も変わっていない。自己中心的な人間が政治を行うことは社会の不利益にしかならないので、私は、女性は政治家になるべきではないと思う。そもそも、男女の...
ジェンダー社会
社会

多様性と調和

今回のオリンピックのテーマは「多様性と調和」だという。性別や人種の多様性を尊重せよ、とのお達しである。何が言いたいかというと、差別をなくそう、ということだろう。自分と異なる人間を尊重できないから、差別が生まれる。自分と異なる人間を尊重できれば、差別はなくなる。だから尊重せよ、と。それができるなら苦労...
社会
宗教

ユダヤ人は善か(2)

かつてイギリスは中国にアヘンを輸出し、おびただしい数の中毒患者を作り出した。アヘン戦争は、それが人種差別に基づいた国家的犯罪行為だという点で、ホロコーストに匹敵する悪事である。欧米人がホロコーストを非難するのは、それによって自らの過ちを隠すためにすぎない。北米入植者によるインディアンへの迫害も人種差...
宗教社会
宗教

ユダヤ人は善か(1)

最近、元ラーメンズの小林賢太郎氏が、過去のコントが原因でオリンピックの演出から外されるという事件があった。そのコントはホロコーストを茶化す内容だったという。それが不謹慎だという理屈も分かるが、あまり過剰に反応するのもどうかと思う。ホロコーストの相対化まで禁止してしまえば、その歴史的な意義を明らかにす...
宗教社会
環境問題

SDGsと経済成長

二兎を追う者SDGsは持続可能な発展をうたっている。発展とは経済成長のことであろう。経済成長を実現しつつ、社会問題を解決しようとする試みである。それが可能かどうかは分からないが、経済成長を前提としている点には注意しなければならない。そもそも、なぜ経済成長が必要なのか。彼らは、社会問題を解決するために...
環境問題社会
仏教

論難に答える 第6回

輪廻今回は輪廻について話そうと思う。人は死んだあと、別の世界に生まれ変わる。生前に積んだ業によって、天に生まれたり、地獄に生まれたり、畜生や餓鬼になったり、再び人間になったりする。さて、こんなことが本当にあるのだろうか。正直に言って、分からない。なぜならば、私はまだ死んだことがないからである。死んだ...
仏教社会
社会

教育論

教育の問題について書く。結論から言うと、一番の問題は親が口を出しすぎることである。ブラック校則たとえば、ブラック校則の問題がある。世の中には理不尽なほど厳しい校則があり、それで生徒が困っているという。どうしてそうなるかというと、親が望むからだろう。親としては、できるだけ安全な学校に我が子を通わせたい...
社会
文化

食肉の文化

豚泥棒以前北関東で、ベトナム人が牧場から豚を盗み、自分たちで解体して食べていた、という事件があった。このニュースを見て、ベトナムは文化が違うな、と思った。はたして日本に、自分で豚を解体したことのある人がどれだけいるだろうか。豚は日々工場で殺され、加工されてパックに詰められ、スーパーに並べられる。我々...
文化社会