IV. 恥の文化さとり さとりは一つの体験である、と言われることがある。それも間違いではないが、正確ではない。さとりとは、一つの認識である。それは非常に明瞭で、輪郭のくっきりしたものである。たとえば、はじめは壺に見えるが、よく見ると人の顔にも見える、というだまし絵がある。一度それが見えてしまうと、壺と顔の両方が見えるように... 2020.11.20IV. 恥の文化小論集5仏教
II. 新経済学MMTについて 功績と限界MMT(現代貨幣理論)論者は、「雇用を創出するために、政府は国債をじゃんじゃん発行すべきだ」と主張する。彼らによれば、国家の財政の源は、税収ではなく国債である。あるいは、中央銀行が発行する預金残高が、国家の財源に変わるらしい(動画参照)。だから日本政府は緊縮財政を行うべきではなく、積極的に... 2020.11.16II. 新経済学小論集5経済
VII. 人種差別概説なぜナチスはソ連に侵攻したのか 原因を尋ねる少し古い話かもしれないが、中田敦彦のYouTubeが、フェイク情報を流したとして問題視されたことがある。とくに現代史のくだりで、ナチスがソ連に侵攻した理由を間違えている、という指摘が気になった。中田氏の動画によれば、ナチスは、ソ連と共にイギリスに侵攻するつもりだったが、ソ連の動きが不審だ... 2020.11.12VII. 人種差別概説小論集4歴史
IV. 恥の文化人と獣の住み分け 国土の手入れ最近赤とんぼを見なくなった。昔は秋になると、空を埋め尽くすほどの赤とんぼがやって来たものだが。彼らはどこに行ったのだろう。トンボやメダカなど、日本の田園を象徴する動物たちが姿を消し、そして田園そのものも姿を消しつつある。新幹線に乗ったときに目につくのは、きれいに植えられた田んぼではなく、... 2020.11.11IV. 恥の文化小論集5環境問題社会
IV. 恥の文化徳の教育、知性の教育 1AIと人間の違いカンガルーの顔を見ると、いつも不思議な気分になる。鹿の顔のようにも見えるし、ウサギのようにも見えるし、馬のようにも見えるが、そのどれとも違う。どこかで見たような気がするけれども、いままで見たどの動物とも違う。カンガルーの顔はカンガルーの顔としか言いようがないのだが、なんとなく何かに... 2020.11.10IV. 恥の文化小論集5心社会記号論
IV. 恥の文化恥の文化 東アジアの国際秩序沖縄の米軍基地を擁護する人々は、米軍がいなくなれば、日本を守ることができなくなる、と考えている。しかし、米軍がいなくなったところで、誰が日本に攻めてくるのだろうか。実際のところは、アメリカが日本を侵略したのであって、それ以外の国を心配する必要はない。アメリカ軍がいなくなっても、中国... 2020.11.09IV. 恥の文化小論集5中国政治
IV. 東京裁判とアジアの開放アメリカ大統領選に寄せて アメリカは土地が広く、資源が豊富で、農業も工業も盛んである。ゆえに、他国と関わらずとも、アメリカだけで自活ができる。そのため国民は、アメリカの利益を追求するために、他国の政治に関わる必要はない、と昔から考えてきた。いわゆるモンロー主義や孤立主義である。トランプの主張するアメリカ・ファーストは、アメリ... 2020.11.04IV. 東京裁判とアジアの開放小論集4大東亜戦争政治
VI. ジェンダー論『鬼滅の刃』感想2 前回の続き。『鬼滅』の鬼は、どうやらゾンビではなくヴァンパイアだったようだ。ゾンビの場合、ゾンビに咬まれた人間はゾンビになる。その人が他の人を咬むと、それもゾンビになる。ヴァンパイアの場合は、ヴァンパイアに咬まれるとヴァンパイアになるが、その人が他の人を咬んでも、それはヴァンパイアにはならない。人間... 2020.10.30VI. ジェンダー論小論集4アニメーションジェンダー文化
IV. 東京裁判とアジアの開放シビリアンコントロール 戦争はいつも思いがけない形で始まる。以前にも書いたことだが、私は、真珠湾事件はアメリカの陰謀だったと考えている。だが、ただの囮作戦だったとは思えない。おそらくアメリカは、日本海軍と艦隊決戦を行うつもりだった。アメリカ政府は真珠湾に太平洋艦隊の主力を集め、決戦の準備を整えていた。そこに空母がいなかった... 2020.10.29IV. 東京裁判とアジアの開放小論集4軍事
III. 国語の教育はいかにあるべきか『杜甫全詩訳注』を読んで もしも日中戦争当時に三峡ダムが完成していたならば、日本軍は悠々と四川に攻め込むことができただろう。そして重慶を落とし巴蜀を平定することができれば、山西省の部隊と呼応して、西安に潜む共産党を挟撃することができたはずである。そうすれば毛沢東は西に逃げるしかなく、蘭州を通って西域に落ち延び、タクラマカン砂... 2020.10.28III. 国語の教育はいかにあるべきか小論集5文化