I. ウイルスの進化論新型コロナ第三波と出口戦略 冬になって新型コロナの感染者が増えてきたので、またぞろ医者たちが騒ぎ出している。少し前まではQuality Of Lifeが大事だと言っていたのに、いまは人命第一に逆戻りである。感染予防のために経済活動を止めた場合、多くの人のQOLが低下することになると思うのだが、そんなことは歯牙にもかけない。人命... 2020.12.11I. ウイルスの進化論小論集5新型ウイルス
VII. 人種差別概説日本人と差別 人種は目に見えない 以前の記事で、日本には人種差別は存在しない、という話をした。なぜかというと、日本人は人種という観念に馴染みがないからである。 たとえばアメリカでは、その人の数世代前までさかのぼって、何十分の一かでも黒人の血が混じっていれば、その人は黒人だ、と判断されることがある。日本人からすると... 2020.12.10VII. 人種差別概説小論集4天皇社会
IV. 恥の文化ポスト・トゥルース 最近はフェイクニュースが流行っていて、人々は、どうすればだまされずにすむか、ということに興味を抱いている。また、ポスト・トゥルースという言葉もあって、もはや真実など必要ない、と考える人もいる。 だが、人間社会にフィクションが蔓延しているのは、いまに始まったことではなく、歴史の始まりから、人はフィクシ... 2020.12.08IV. 恥の文化小論集5仏教
IV. 恥の文化日本の思想 親鸞 日本には思想がないとか哲学がない、と言われることがある。中国には諸子百家があり、哲学や思想はたくさんある。インドにも六派哲学のような学問の伝統があり、体系的な思想の宝庫と言える。では、日本はどうか。日本には思想家がいるのか、哲学者がいるのか。 そういう人物の名前を挙げようとしても、なかなか出て... 2020.12.07IV. 恥の文化小論集5思想
VI. ジェンダー論物語と理念(『鬼滅の刃』感想3) 『鬼滅の刃』ブームもそろそろ落ち着いてきたので、今のうちに書いておく。この作品はよくできている。語り口が丁寧で、誰が見ても楽しめる王道の少年漫画になっている。ただ、中身が空っぽである。 たとえば『半沢直樹』には、核となる理念がある。社会はこうあるべきだとか、人はこうあるべきだ、という理想があるので、... 2020.11.30VI. ジェンダー論小論集4アニメーションジェンダー文化
I. ウイルスの進化論新型ウイルスのワクチンについて アメリカの製薬会社が、新型コロナウイルスのワクチン開発に成功したという。近いうちに認可を受けて、使用が開始されるらしい。これが問題解決の糸口になるだろうか。 このウイルスは世界中でパンデミックを引き起こしているので、これを終わらせるためには、世界中にワクチンを普及させる必要があると思う。先進国だけで... 2020.11.27I. ウイルスの進化論小論集5新型ウイルス
IV. 恥の文化さとり さとりは一つの体験である、と言われることがある。それも間違いではないが、正確ではない。さとりとは、一つの認識である。それは非常に明瞭で、輪郭のくっきりしたものである。 たとえば、はじめは壺に見えるが、よく見ると人の顔にも見える、というだまし絵がある。一度それが見えてしまうと、壺と顔の両方が見えるよう... 2020.11.20IV. 恥の文化小論集5仏教
II. 新経済学MMTについて 功績と限界 MMT(現代貨幣理論)論者は、「雇用を創出するために、政府は国債をじゃんじゃん発行すべきだ」と主張する。彼らによれば、国家の財政の源は、税収ではなく国債である。あるいは、中央銀行が発行する預金残高が、国家の財源に変わるらしい(動画参照)。だから日本政府は緊縮財政を行うべきではなく、積極的... 2020.11.16II. 新経済学小論集5経済
VII. 人種差別概説なぜナチスはソ連に侵攻したのか 原因を尋ねる 少し古い話かもしれないが、中田敦彦のYouTubeが、フェイク情報を流したとして問題視されたことがある。とくに現代史のくだりで、ナチスがソ連に侵攻した理由を間違えている、という指摘が気になった。 中田氏の動画によれば、ナチスは、ソ連と共にイギリスに侵攻するつもりだったが、ソ連の動きが不... 2020.11.12VII. 人種差別概説小論集4歴史
IV. 恥の文化人と獣の住み分け 国土の手入れ 最近赤とんぼを見なくなった。昔は秋になると、空を埋め尽くすほどの赤とんぼがやって来たものだが。彼らはどこに行ったのだろう。 トンボやメダカなど、日本の田園を象徴する動物たちが姿を消し、そして田園そのものも姿を消しつつある。新幹線に乗ったときに目につくのは、きれいに植えられた田んぼではな... 2020.11.11IV. 恥の文化小論集5環境問題社会