VI. ジェンダー論

『鬼滅の刃』感想2

前回の続き。『鬼滅』の鬼は、どうやらゾンビではなくヴァンパイアだったようだ。ゾンビの場合、ゾンビに咬まれた人間はゾンビになる。その人が他の人を咬むと、それもゾンビになる。ヴァンパイアの場合は、ヴァンパイアに咬まれるとヴァンパイアになるが、その人が他の人を咬んでも、それはヴァンパイアにはならない。人間...
アニメーションジェンダー文化
IV. 東京裁判とアジアの開放

シビリアンコントロール

戦争はいつも思いがけない形で始まる。以前にも書いたことだが、私は、真珠湾事件はアメリカの陰謀だったと考えている。だが、ただの囮作戦だったとは思えない。おそらくアメリカは、日本海軍と艦隊決戦を行うつもりだった。アメリカ政府は真珠湾に太平洋艦隊の主力を集め、決戦の準備を整えていた。そこに空母がいなかった...
軍事
III. 国語の教育はいかにあるべきか

『杜甫全詩訳注』を読んで

もしも日中戦争当時に三峡ダムが完成していたならば、日本軍は悠々と四川に攻め込むことができただろう。そして重慶を落とし巴蜀を平定することができれば、山西省の部隊と呼応して、西安に潜む共産党を挟撃することができたはずである。そうすれば毛沢東は西に逃げるしかなく、蘭州を通って西域に落ち延び、タクラマカン砂...
文化
V. 世界政府宣言

学問の自由

学問の自由という言葉を最近よく目にするが、それを政府に保障してもらおうという考えがそもそも間違っている。学問は常に自由である。誰が何をしようが、私の学問を止めることはできない。政府が何をしようが、一人の学者が学問を続けることを阻止することはできない。学問は常に自由であり、それは単なる事実である。どん...
社会
VI. ジェンダー論

『鬼滅の刃』感想

先日テレビで『鬼滅の刃』の総集編をちらっと見て、気になったのでAmazonPrimeでTVシリーズを見ている。面白い。これは王道のジャンプ漫画だと思う。奇をてらったところがなく、ある意味では地味だが、一つ一つのエピソードやキャラクターの描写が丁寧で、安心して見ることができる。人間的な温かさも魅力で、...
アニメーション文化
V. 世界政府宣言

権力崇拝と自由主義

現代社会には権力への信仰が行き渡っている。この世界は弱肉強食であるとか、力のない者は何をされても文句を言えないとか、そういった考えを当然と思う人が増えているように感じる。そして、だからこそ自分は勝ち組にならなければならない、というふうにして、権力そのものを肯定するような傾向が生まれつつある。弱肉強食...
社会
心の科学

意味ニューロンの解説

1チョムスキーの生成文法は、文章の構成規則を説明するものであり、言語に対する本質的な理解とはなりえない。生成文法は、いわば言語の表層を扱う理論である。彼は、言語学を科学にすることを目的にしているらしいが、彼のやり方では難しいと思う。なぜなら科学とは、仮説を立ててそれを検証することではなく、因果律に基...
III. 国語の教育はいかにあるべきか

ダライ・ラマとは何か

化身ラマとチベットの国力ダライ・ラマがチベットの国家元首となったのがいつのことなのか、私は知らない。彼は観音菩薩の化身とされ、死後は別の人間に生まれ変わる。そして高僧たちがそれを見つけ出し、次の国家元首に据える。これが化身ラマと呼ばれる、チベットの政治制度である。思うに、この制度が意味することは、人...
仏教思想
VI. ジェンダー論

女性は家事を行うべきか

最近は、女性は料理が上手いほうがよい、などと言うと、古い価値観だと批判されるようになった。だが、男性も家事をやるようになったからといって、女性が家事をやらなくてよくなったわけではない。家事の半分を男性がやるならば、残りの半分は女性がやるわけである。そうすると、やはり料理が上手いに越したことはない。結...
ジェンダー経済
V. 世界政府宣言

日本学術会議の一件

現内閣が、日本学術会議の会員の任命を拒否したことが話題になっている。安倍・菅内閣の無軌道ぶりは今に始まったことではないので、このニュース自体には特に感想はない。ただ、今回のニュースで改めて確認させられたのは、日本政府の学問に対する無関心さである。政府が科学研究に金を出し渋っていることはよく知られてい...
科学