III. 国語の教育はいかにあるべきかダライ・ラマとは何か 化身ラマとチベットの国力 ダライ・ラマがチベットの国家元首となったのがいつのことなのか、私は知らない。彼は観音菩薩の化身とされ、死後は別の人間に生まれ変わる。そして高僧たちがそれを見つけ出し、次の国家元首に据える。これが化身ラマと呼ばれる、チベットの政治制度である。 思うに、この制度が意味することは... 2020.10.18III. 国語の教育はいかにあるべきか小論集5仏教思想
VI. ジェンダー論女性は家事を行うべきか 最近は、女性は料理が上手いほうがよい、などと言うと、古い価値観だと批判されるようになった。だが、男性も家事をやるようになったからといって、女性が家事をやらなくてよくなったわけではない。家事の半分を男性がやるならば、残りの半分は女性がやるわけである。そうすると、やはり料理が上手いに越したことはない。結... 2020.10.17VI. ジェンダー論小論集4ジェンダー経済
V. 世界政府宣言日本学術会議の一件 現内閣が、日本学術会議の会員の任命を拒否したことが話題になっている。安倍・菅内閣の無軌道ぶりは今に始まったことではないので、このニュース自体には特に感想はない。ただ、今回のニュースで改めて確認させられたのは、日本政府の学問に対する無関心さである。 政府が科学研究に金を出し渋っていることはよく知られて... 2020.10.15V. 世界政府宣言小論集4科学
I. ウイルスの進化論死を茶化す 繰り返しになるが、新型ウイルスについては、感染対策を行わないほうがよいと思う。たとえば風邪にかかったときに、中途半端に薬で治そうとすると、かえって長引いてしまうことがある。逆に一度高熱を出してしまえば、けろっと治ってしまったりする。 今の人類のやり方は前者であって、こういうやり方をすると、ウイルスの... 2020.10.13I. ウイルスの進化論小論集5新型ウイルス
V. 世界政府宣言核の抑止力再考 核の抑止力という神話が、いまだに説得力を持っているようである。だが、そもそも何らかの兵器が抑止力として働くことはありえない。抑止力となるのは常に、兵器を用いる人間の意志である。 現代社会において、大国間で戦争が起きないのは、誰も得をしないからである。戦争をすることが損であると分かっているから、戦争が... 2020.10.12V. 世界政府宣言小論集4政治軍事
IV. 東京裁判とアジアの開放三光作戦 日中戦争や太平洋戦争に関して、歴史認識の問題が絶えない。それはなぜかというと、いまだ歴史的な事実が明らかにされているとは言えないからである。東京裁判は、本来ならば、戦争に関する事実を明らかにするべきものであった。だが実際には、客観的な調査がなされたとは言い難い。 東京裁判の最大の問題は、反対尋問が行... 2020.10.11IV. 東京裁判とアジアの開放小論集4大東亜戦争歴史
III. 国語の教育はいかにあるべきか浄土真宗と飲酒 不飲酒戒 はじめに断っておくが、私は真宗の信徒ではないので、勝手なことを言わせていただく。そのつもりで読んでほしい。 浄土宗の教えは、念仏さえ唱えれば往生できるというものであり、徳を積まなくても果報が得られるということで、一般の人々の信仰を広く集めた。ところがこの教えを歪めて理解し、どうせ往生できる... 2020.10.08III. 国語の教育はいかにあるべきか小論集5仏教
VI. ジェンダー論男女の欲望 男性向けポルノとフェミニズム エロ漫画に関しては私も一家言あるが、最近はどうもつまらない。私が熱心に読んでいたころはコミックメガストアの全盛期であり、当時人気のあった作家は月野定規やDISTANCEなどであった。いまでも活躍している人もいるが、彼らに共通して言えるのは、女性の欲望を描けていた、という... 2020.10.07VI. ジェンダー論小論集4ジェンダー文化
III. 国語の教育はいかにあるべきかオリエント急行殺人事件 先日テレビで『オリエント急行殺人事件』を見た。ハリウッドスター揃い踏みの豪華な映画で、映像は迫力があった。原作は一度読んだことがあるのだが、内容を忘れていたので、純粋に映画を楽しむことができた。そして見終わったあとで、どうして内容を忘れていたのか理解した。つまらなかったからである。容疑者全員が犯人と... 2020.10.06III. 国語の教育はいかにあるべきか小論集5文化
II. 新経済学新経済学 アダム・スミスは、各人が自己の利益を追求することにより、社会全体の利益が増進する、と考え、これを「見えざる手」と呼んだ。これがいま、資本主義の基本理念になっている。 スミスの考察はたしかに説得力があり、そういう場合もあるだろう、と思わされる。しかし、彼は常に見えざる手が働くことを証明したわけではなく... 2020.10.05II. 新経済学小論集5経済