III. 忠と孝

人口爆発と気候変動

1地球温暖化は人類共通の課題である。では、温暖化を食い止めるために、我々は何をすればよいか。二酸化炭素を排出しない技術として、たとえば、クリーンエネルギーや電気自動車など、様々な製品が実用化されている。これらの新技術によって、温暖化を止めることはできるのだろうか。おそらく不十分である。いくら新技術を...
環境問題
III. 忠と孝

支那と中国

支那という言葉は仏典に出てくる。震旦や支那が、中国を指す言葉として使われている。つまり、インド人は、中国をシナと呼んでいたわけである。これが大航海時代にヨーロッパに伝わり、英語でチャイナ、イタリア語でチーナと呼ばれるようになった。その後、江戸時代の日本に入国しようとしたイタリア人宣教師が、幕府に捕ま...
中国歴史
III. 忠と孝

忠と孝

1中国人にとって最も大切な徳目は、孝である。孝とは親孝行のことであり、親に仕える、親を大切にするということである。ところが日本では、孝は二番目にくる。日本人にとって一番の徳は、忠である。忠とは忠誠であり、主に仕えるということであり、主従関係のことである。これは日本独特の文化であって、そもそも中国では...
中国歴史環境問題
II. 作戦計画試案

作戦計画試案

1現代は戦国時代である。百を超える国々が乱立し、それぞれが独自に法を作り軍隊を保有している。この国々を律する法はなく、弱肉強食の世界である。これが戦国時代でなくて、何なのか。我々はこの世界に覇を唱える。天下は統一されるべきである。中核となるのは、日本、中国、ロシアの三カ国である。これに、できるだけ多...
政治
II. 作戦計画試案

壬申の乱

岡田英弘によれば、日本書紀は壬申の乱を下敷きにしている。天智天皇が病に臥せたとき、大海人皇子は、大友皇子を後継者として推薦し、自らは吉野に隠棲した。しかし、天智天皇が死去すると、大海人皇子は単身吉野を出立し、兵を挙げた。吉野を出たときには皇子と護衛のみで、全く兵を引き連れていなかったにもかかわらず、...
歴史
II. 作戦計画試案

東南アジア

1私はあまり東南アジアには詳しくないのだが、知っている範囲で私の意見を述べたい。まず、東南アジアは政治的に不安定な地域である。様々な民族や宗教が入り混じり、文化的にも混沌としている。その中でも重要なのは、東西の対立であろう。インドシナ半島という名前からも分かるように、この地域はインドと中国の間にあり...
大東亜戦争歴史社会
II. 作戦計画試案

GDPと社会

1九十年代以降のアメリカのGDPの伸び率は、普通ではない。日本のGDPはほぼ横ばいだが、アメリカは右肩上がりに伸び続けている。八十年代には、日本の製造業はアメリカの製造業を凌駕していた。敗北を悟ったアメリカは、自国の産業を情報技術の方へと転換させることにした。これが図に当たり、今ではIT産業の業績が...
ジェンダー思想社会
II. 作戦計画試案

人間平等論批判

1 主張…男女は平等ではない。なぜならば、男は賢く、女は馬鹿だから。 反論…男女は平等である。女も男と同じくらい賢い。反論者が女である場合、彼女は「私は馬鹿ではない」と主張することはできない。その場合、反論者が証明すべき結論を前提としていることになり、論点先取の誤りを犯していることになるからである。...
ジェンダー思想社会
I. 反知性主義

中論

反復可能性は科学の本質ではない。なぜならば、反復可能な実験など存在しないからである。我々は、ある程度条件の揃った実験を、近似的に同一の条件下で行われたものとみなしているだけである。 科学の本質は因果律である。それは、同一の原因から同一の結果が生じる、という原則であり、その原則を信じているからこそ、実...
仏教科学
I. 反知性主義

障害と悪

1 障害を持つことはよくないことである。不幸なことである。病気になることはよくないことである。不幸なことである。よくないことをよいと言うべきではない。悪くないことを悪いと言うべきではない。 障害者が生きていることは悪いことではない。障害者を殺すことは悪いことである。悪いことをすることが悪いことであっ...
宗教社会