I. 科学と信用地球温暖化と経済活動 1 温暖化を止めることはできる。具体的な方法は分からないが、人間が引き起こしたことなのだから、人間の取り組み次第でどうとでもなる。 まず、貨幣至上主義をやめるべきである。経済的な利益の追求が、環境破壊の原因であることは分かっている。しかし、経済そのものが悪いわけではない。経済活動とは人間の生活そのも... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2環境問題社会
I. 科学と信用浄土について 1 浄土、浄土と言っても、浄土という言葉に対応する実体がどこかにあるわけではない。すべての言葉は空であって、中身がない。ある言葉に意味があるということは、その言葉に対応する何らかのものが存在するということではなく、その言葉が何らかの働きをなしうるということである。 ソシュールの記号論では、記号の表現... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2仏教記号論
I. 科学と信用比喩について 1 THE BLUE HEARTS に『リンダリンダ』という歌がある。その中に「ドブネズミみたいに美しくなりたい」という歌詞が出てくる。これはずいぶんな言い草だと思っていた。 ここで彼らが言わんとしていることは、自分の心はドブネズミよりも汚い、ということであろう。自分の心に比べれば、ドブネズミの方が... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2文化
I. 科学と信用警察について 最近、警察官が拳銃を奪われる、という事件をよく耳にする。 このような場合、問題は犯人ではなく警官の側にある。なぜならば、暴漢に襲われて黙ってやられてしまうような人間に、警察の仕事が務まるはずはないからである。 しかし、世間からは警察を非難する声は出ず、むしろ被害にあった警官に同情的ですらある。これは... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会
I. 科学と信用反出生主義 1 子どもを産むことで何らかの責任が生じる、と考える人がいるようだが、産みたくなければ産まなければよい。社会における出生率の低下は、それとは全く別の問題である。 子どもを産んで育てることは、普通の人間にとっては幸福である。そういう人が普通に子どもを産める社会を作るということは、とうぜん必要なことであ... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会
I. 科学と信用資本主義の精神 仕事を効率的に行うことに価値があるわけではない。効率的に金を稼ぐことに価値があるわけではない。世の中にとって必要な仕事を行うことに価値がある。報酬はその結果として生じるに過ぎない。 勤勉は美徳である。しかし、それが唯一の美徳であるわけではない。勤勉な泥棒もいるかもしれないが、その勤勉さに価値はない。... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2宗教思想
I. 科学と信用科学と信用 1 最近は、科学に対する不信が広まっているようである。放射性物質によって汚染された水も適切に処理すれば安全だ、と言っても、科学者の言うことは信用できない、という反応が返ってきたりする。 しかし、放射性物質が危険であるという知識も、科学者によってもたらされたものではないのか。放射性セシウムを含む水が危... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会科学
小論集1親鸞について 1 親鸞の思想的な先駆者は、法然ではなく、明恵だと思われます。なぜならば、明恵による念仏宗批判の最も重要な部分を、親鸞はそのまま受け入れているからです。そして、その上に、全く新しい念仏宗の基礎を築きました。浄土真宗は、他のいかなる浄土宗とも異なる、真実の宗教です。 明恵の批判は原理的なものでした... 2020.04.07小論集1仏教
小論集1熱交換について 1 この宇宙に存在するあらゆるものは、互いに熱を交換し合っています。それがどれほど遠くにあろうとも、物理的に接触していなくとも、熱の交換を妨げることはできません。 一般的に、熱の交換は輻射という形で行われます。つまり、光が熱を伝えています。あらゆる物体は、その温度に対応した光を、常に放出し続けて... 2020.04.07小論集1科学
VII. 遊牧民の世界史東条英機 1 率直に言って、大東亜戦争の作戦指導は不可解である。 戦争の歴史を知る人なら分かると思うが、戦線を拡大するということは、常に危険なことである。戦線が伸びると、そのぶん一箇所に配置できる兵力が少なくなるので、敵に突破されやすくなる。とくに味方の兵力が少ない場合には、戦線をむやみに拡大することは禁物で... 2020.04.06VII. 遊牧民の世界史小論集1大東亜戦争歴史