I. 科学と信用試験と能力 最近、大学試験の改革が世間をにぎわしている。より正確な試験を求める気持ちも分からなくはないが、大事なのは試験ではなく授業の中身である。教育の目的は人間を育てることであって、人間を測ることではない。よい授業を行って、よい人材を育てることができれば、それでよいのである。試験は適当でよい。試験ばかりに気を... 2020.04.09I. 科学と信用小論集2社会
I. 科学と信用避難訓練の必要性について 1最近は台風や大雨による災害が増えている。その度にニュースでは、どうすれば効率よく住民を避難させることができるか、といったことが議論されている。彼らは避難指示の出し方に問題があると考えているようだが、そうではない。指示を出すだけで、その通りに動ける人間などいない。人間を指示通りに動かすためには、訓練... 2020.04.09I. 科学と信用小論集2環境問題社会
I. 科学と信用難民の受け入れ 1最近は、難民の受け入れが問題とされることが多い。日本人は難民に冷たい。移民にもあまり好意的ではないが、難民にはさらに厳しい。なぜかといえば、日本人の目には、難民は逃亡者と見えるからだろう。戦わずに逃げるような人間を助けてやる道理はない、ということである。不正と戦って死ぬ覚悟がない人間は、人間とはみ... 2020.04.09I. 科学と信用小論集2宗教政治
I. 科学と信用伝統とは何か 1伝統というものがどこかにある、と考える人がいるようだ。日本の伝統だとか和食の伝統だとか、ありとあらゆるものに伝統を見つけないと、気がすまない人々がいる。これも一種の二元論である。伝統を求める人々は、自分は伝統の中にいない、と考えている。自分は新しい人間であって、古い人間とは断絶している、と思い込ん... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2仏教文化
I. 科学と信用サンマについて 1海洋資源の利用については、国際的な協調が必要である。現在の国際社会においては、領海や排他的経済水域というものが設定されていて、その範囲内であれば、主権国家は好きなやり方で海洋資源を利用してよい、ということになっている。また公海上では、どこの国がどれだけ魚を取っても構わない、という決まりである。しか... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2原子力政治環境問題
I. 科学と信用地球温暖化と経済活動 1温暖化を止めることはできる。具体的な方法は分からないが、人間が引き起こしたことなのだから、人間の取り組み次第でどうとでもなる。まず、貨幣至上主義をやめるべきである。経済的な利益の追求が、環境破壊の原因であることは分かっている。しかし、経済そのものが悪いわけではない。経済活動とは人間の生活そのもので... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2環境問題社会
I. 科学と信用浄土について 1浄土、浄土と言っても、浄土という言葉に対応する実体がどこかにあるわけではない。すべての言葉は空であって、中身がない。ある言葉に意味があるということは、その言葉に対応する何らかのものが存在するということではなく、その言葉が何らかの働きをなしうるということである。ソシュールの記号論では、記号の表現と、... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2仏教記号論
I. 科学と信用比喩について 1THE BLUE HEARTS に『リンダリンダ』という歌がある。その中に「ドブネズミみたいに美しくなりたい」という歌詞が出てくる。これはずいぶんな言い草だと思っていた。ここで彼らが言わんとしていることは、自分の心はドブネズミよりも汚い、ということであろう。自分の心に比べれば、ドブネズミの方がはる... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2文化
I. 科学と信用警察について 最近、警察官が拳銃を奪われる、という事件をよく耳にする。このような場合、問題は犯人ではなく警官の側にある。なぜならば、暴漢に襲われて黙ってやられてしまうような人間に、警察の仕事が務まるはずはないからである。しかし、世間からは警察を非難する声は出ず、むしろ被害にあった警官に同情的ですらある。これは大き... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会
I. 科学と信用反出生主義 1子どもを産むことで何らかの責任が生じる、と考える人がいるようだが、産みたくなければ産まなければよい。社会における出生率の低下は、それとは全く別の問題である。子どもを産んで育てることは、普通の人間にとっては幸福である。そういう人が普通に子どもを産める社会を作るということは、とうぜん必要なことである。... 2020.04.08I. 科学と信用小論集2社会