I. 歴史論集法治主義 1 法治主義とは、暴力による支配である。法を破った者を暴力によって処罰することで、法の下での秩序が保たれる。対外的にはこれが、覇権主義の形をとる。国際問題を解決するために暴力を用いるということは、結局、国内における法治主義を対外関係にまで延長したものに他ならない。法治国家にとって、戦争は内政の延長で... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来思想政治
I. 歴史論集明治憲法と日本の国体 1 明治憲法は立憲君主制を謳っていると言われるが、私には専制君主制であるように見える。なぜなら、陸海軍を統帥するのは天皇であると、はっきり規定されているからである。 しかし、実際に天皇が憲法どおりの振る舞いをしたことはなかった。おそらく維新の元勲が生きていたころには、阿吽の呼吸で国政が行われていたの... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来天皇歴史
I. 歴史論集ナチスとヴェルサイユ 1 ナチス政権が生まれたのは、ドイツ人が特別に残虐だったからではない。英米仏の愚かさと、ヴェルサイユ条約がヒトラーを生んだのである。 基本的には、ナチズムは間違っていなかった。不条理な国際体制に対する反発という意味でも、強力な国家の建設という意味でも、決して間違いではない。ただ、我々に理解できないの... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来歴史
I. 歴史論集アメリカの参戦 1 どうしてアメリカは第二次大戦に参加したのか、ということは、現代史における一つの謎である。当時アメリカは中立を宣言しており、戦争に参加する理由はないように思えた。ナチスドイツとの関係も悪くはなく、ヒトラーはむしろアメリカとの戦争を避けようとしていた。また、アメリカ国民も戦争に反対しており、自国が中... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来大東亜戦争歴史
I. 歴史論集大東亜戦争の真意 1 大東亜戦争は、日本の侵略戦争だったと考える向きがある。たとえば、日本軍はビルマを占領し、日本による支配体制を確立しようとした。それが、日本の植民地支配の意図を証明している、という意見がありうるだろう。 しかし、もしも日本軍が、ビルマからイギリス軍を排除した後に、ビルマの防衛態勢を整えなかったとし... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来大東亜戦争歴史
I. 歴史論集歴史とは何か 1 歴史に「もしも」は禁物だとよく言われるが、それは間違いである。ある個人や組織が、なぜその行為を行ったのか、ということは、もしもその行為を行わなかったならばどうなっていたか、ということを考えることなしに、理解することはできない。 たとえば、一九一〇年に日本は韓国を併合したが、それはどうしてだろうか... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来大東亜戦争歴史
I. 歴史論集平和の利益 1 戦争が続いている状態よりも、平和な状態のほうが、社会全体の利益は増えるはずである。 たとえば、いま、コンゴで内戦が続いている。コンゴには豊富な鉱物資源があり、多国籍資本がその開発を行っている。しかし、鉱物を輸出することで得られる外貨は、すべて武装勢力の手に渡ってしまう。それが、コンゴの混乱の原因... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来政治軍事
I. 歴史論集中国を封じ込める 1 チベットの存在には、地政学上の重要性がある。チベットの独立が達成されれば、日本とともに、西と東から中国を圧迫することができる。また、北にはモンゴル、南には ASEAN があり、これで包囲網は完成する。 我々は、チベットの独立を達成するために、台湾政府を利用するべきである。というのも、少しややこし... 2020.03.09I. 歴史論集東アジアの歴史と未来政治満洲
I. 歴史論集グアムと沖縄 1 現在の東アジアの平和を乱す最大の要因は、アメリカの軍事力である。米軍の存在がなくなれば、この地域の政治情勢は多少安定するだろう。ゆえに、我々は、グアムと沖縄からの米軍の撤退を要求するべきである。東アジアの秩序を維持することは、日本の義務である。もしもアメリカが、中国や北朝鮮に喧嘩を売るつもりなら... 2020.03.09I. 歴史論集東アジアの歴史と未来政治軍事
I. 歴史論集世界最終戦争 1 アメリカが戦争を始めるときには、一定のパターンがある。太平洋戦争の場合、真珠湾に攻撃を受けてから、日本に宣戦を布告した。アフガニスタン紛争は、九・一一に対する報復として始まった。アメリカはいつも、一度敵の攻撃を受けてから、それに反撃するという形で戦争を始めている。たしか米墨戦争でも、同じような経... 2020.03.09I. 歴史論集東アジアの歴史と未来政治歴史軍事