IV. AIと哲学

AIと哲学

1  最近は機械学習、いわゆるAIの技術が進歩している。大量のデータを処理し、人間が気づかない物事の関係性に気づいたり、人間の代わりに判断ができると言われている。  たとえば、AIに犬と猫の画像を大量に見せると、自然に犬と猫の区別ができるようになる。AIは、犬の特徴と猫の特徴を自分で見つけ出し、それ...
科学記号論
IV. 日本の平和

人間は記号である

1 人間は記号である、とパースは言った。 記号と物を区別する考えが西洋にはある。しかしパースによれば、物は記号の一種でしかない。なぜかといえば、物が存在する、という考えがそもそも誤りだからである。 あるものの存在を知るとき、我々は、それを何らかの感覚器官を通して知ることになる。最も分かりやすいのは目...
科学記号論
論文

精神の本質

English version 1 序論 1.1  我々の精神は、どこにあるのだろうか。 もしも精神が存在するものであるならば、それが存在する場所がなければならない。それは、我々の身体の中にあるのだろうか。それとも外にあるのだろうか。 それが外にある、と考えることはできない。常識から言えば、それは我...
科学記号論