II. 思想論集マルクスについて 1マルクスの思想について、私の考えを述べておきたい。まず、基本的なことから。私はすでに、アリストテレスとプラトンの哲学を批判している(「空の論証」)。そのため、マルクスの思想に関しても、根本的にはすでに批判が終わっていると考えることができる。なぜなら、マルクスの思想も、アリストテレス哲学の範囲内に収... 2020.03.11II. 思想論集東アジアの歴史と未来思想経済
I. 歴史論集日本的近代 近代とは何か。近代は、工業化と資本主義、それに対抗する思想としての共産主義など、様々な要素によって特徴づけられる。共産主義が歴史に現れるに際して、日本は重要な役割を果たした。日露戦争における日本の勝利がロシア革命を引き起こし、ロシア帝室の権威を低下させた。その後、第二革命によってロシア帝国は滅ぼされ... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来仏教思想歴史
I. 歴史論集法治主義 1法治主義とは、暴力による支配である。法を破った者を暴力によって処罰することで、法の下での秩序が保たれる。対外的にはこれが、覇権主義の形をとる。国際問題を解決するために暴力を用いるということは、結局、国内における法治主義を対外関係にまで延長したものに他ならない。法治国家にとって、戦争は内政の延長であ... 2020.03.10I. 歴史論集東アジアの歴史と未来思想政治
II. 過去の再認識西洋文明について 1 無知と怠惰西洋文明の特徴は、レイシズムと、道徳的無気力です。前者はユダヤ教に由来すると思われます。たとえばナチズムは、ユダヤ的な選民思想の裏返しにすぎません。後者はキリスト教から受け継がれたものです。キリスト教は、道徳の問題を個人の内面に閉じ込めてしまいました。その人の心が清らかであれば、彼はよ... 2020.03.07II. 過去の再認識現代の諸問題宗教思想科学
II. 過去の再認識民主主義 1民主主義という政治形態は、ある種の精神病と似ています。民主主義国家において、政府の行動に対して最終的に責任を負うのは、国民です。国家の主権が国民にあるということは、その責任も国民にあるということです。したがって、政府には、自分の行動に対して責任を負う能力がありません。民主主義は、そのような政治体制... 2020.03.07II. 過去の再認識現代の諸問題思想政治
論文空の論証 ギリシャ哲学と仏教中観派の比較研究1 序論1.1 あるものの認識は、認識される対象以上に実在的である。しかし、認識される対象が存在しなければ、認識そのものも存在しえない。ゆえに、認識は、認識の対象に依存している、と言うことができる。しかし、我々はやはり、認識を通してしか、認識される対象の存在を知るこ... 0002.01.01論文仏教思想
論文目的因とは何か English version1 序論 古来、原子の存在に関しては様々な見解が示されてきた。 デモクリトスやレウキッポスに始まる、古代ギリシャの原子論はよく知られている。一方でアリストテレスは、デモクリトスの学説に対して詳細な批判を加えている。彼は原子論の批判者であった。 しかし原子論は、古代ギリシ... 0002.01.01論文思想科学