III. 漢字による平和漢字による平和 1ヨーロッパの歴史は戦争の歴史である。ヨーロッパ全土で戦争が途切れたことは一度もない。一方で、東アジアの歴史は平和の歴史である。もちろん、中国でも戦乱は頻繁に起きている。各王朝の末期には全土で反乱が頻発し、内乱状態に陥るのが常である。しかし、その後には必ず統一王朝が樹立され、長い平和の時代が続くこと... 2020.08.31III. 漢字による平和小論集4天皇政治文化
V. キリスト教は外道か徳治主義について 法治と徳治私は、アジアの政治制度を理解するために、徳治主義という概念を提案している。これは、ヨーロッパの法治主義に対するものである。ここで簡単にその説明をしたい。法治主義は、法に従わないものに罰を与える。罰を受けたくないから、人は法に従うようになる。一方で徳治主義は、法に従うものに利益を与える。多く... 2020.06.23V. キリスト教は外道か小論集3政治新型ウイルス
V. キリスト教は外道か新型コロナ対策を振り返る 1政治は、国民の福祉を向上させるためにある。しかし、国民の要求に答えることが、必ずしも国民の利益になるとは限らない。適切なたとえではないかもしれないが、犬は水浴びを嫌がる。しかし、健康を維持させるためには、犬が嫌がっていても、水浴びをさせたほうがよい。人間もこれと同じで、本人の望むことが、必ずしもそ... 2020.06.23V. キリスト教は外道か小論集3政治新型ウイルス
V. キリスト教は外道かグレタ現象 グレタ・トゥーンベリを批判する人は多いが、彼女の主張はだいたい正しい。ただ、彼女がどれだけ自分の発言に責任を持っているのか、という点は疑問と言えば疑問である。それは一種のパフォーマンスに見えなくもない。問題は、彼女の主張を現実のものとするために、どんな手段が必要とされるのか、ということを、彼女が理解... 2020.06.23V. キリスト教は外道か小論集3政治環境問題
V. キリスト教は外道か世界の江戸化 1東京都知事は、感染症対策のために密を避けるべきだと言っている。だが、東京という都市そのものが三密である。東京がなくなれば、それが最大の感染症対策になるだろう。我々は、都市の人口を減らすべきである。都市の人口密度を減らし、地方の人口を増やすことによって、大都市で災害が起きても、社会の機能を維持できる... 2020.06.23V. キリスト教は外道か小論集3政治歴史
III. 忠と孝中国軍の脅威をいかに理解すべきか 1コロナ騒動に便乗して、最近、中国軍の動きが活発化しているようである。このような問題について考えるとき、我々は次のことに注意しなければならない。それは、中国政府の対外的な行動は、基本的に国内政治の現れにすぎない、ということである。たとえば、習近平政権が台湾の併合を主張するのは、そうしないと、党内の他... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3中国政治
III. 忠と孝リベラルと保守 1リベラリズムとは、精神の自由を信じる立場である。保守とは、リベラリズムに賛同しない立場である。そもそも保守という言葉には、反リベラリズムという意味しかなく、積極的な内容のある言葉ではない。その人が精神の自由を認めないならば、どんな立場であれ保守と呼ばれる。では、リベラリズムの正当性はどこにあるのか... 2020.06.16III. 忠と孝小論集3思想政治
II. 作戦計画試案作戦計画試案 1現代は戦国時代である。百を超える国々が乱立し、それぞれが独自に法を作り軍隊を保有している。この国々を律する法はなく、弱肉強食の世界である。これが戦国時代でなくて、何なのか。我々はこの世界に覇を唱える。天下は統一されるべきである。中核となるのは、日本、中国、ロシアの三カ国である。これに、できるだけ多... 2020.06.15II. 作戦計画試案小論集3政治
I. 反知性主義万里の長城 現在の中国は南北朝時代である。清朝から禅定を受けた、中華の正統王朝たる中華民国は南方の台湾に依り、簒奪者たる北朝の中国共産党と対立している。このような状況で、日本政府がとるべき立場はいかなるものか。我々はどちらの王朝に協力するべきか。 アジアの安定のために我々が心掛けるべきことは、漢民族の境界を定め... 2020.06.14I. 反知性主義小論集3中国政治
VII. 芸術と模倣歴史と言葉 1 歴史書に書かれていることは、基本的に真実だと考えるべきである。もちろん、複数の歴史書の記述が食い違っていたり、あるいは歴史書の記述が考古学的な資料と矛盾していたならば、真偽を疑うべき根拠となりうる。しかしそういう証拠がない場合には、むやみに書物を疑うべきではない。 本当のことを書き残したい、とい... 2020.06.08VII. 芸術と模倣小論集2政治文化歴史