政治

VI. 知識人

近代国家から世界政府へ

1 近代国家という政治体制が確立されたのは、フランス市民革命と、それに続くナポレオンの時代だったと考えられる。つまり、フランスがヨーロッパで初めて近代国家となったわけであるが、その政治形態はフランスに留まらず、周辺国家へも波及してゆくことになる。 なぜ近代国家という政治機構は、瞬く間にヨーロッパ中に...
政治歴史
VI. 知識人

知識人

1 太平洋戦争という破滅に向かった、日本人の愚かさを書き立てる知識人は多い。彼ら全員に共通しているのは、敵の顔が見えていないことである。彼らは、アメリカについて決して書こうとしない。よく見てみれば、アメリカも日本と同じか、それ以上に愚かな振る舞いをしているのだが、それは彼らの目には入らないのである。...
思想政治
V. 倭国と隋の外交政策

天誅

嘘つきが引き起こした問題を、話し合いで解決することはできない。こちらがどれだけ真面目に話をしても、相手が平気で嘘をつくのであれば、いくら話し合いを続けても時間の無駄である。 そうした問題を解決するためには、話し合い以外の手段に訴えなければならない。むろん、直接的でない方法で問題を処理できるのであれば...
政治
V. 倭国と隋の外交政策

政治雑感

1 私が選挙権を得て、初めて選挙に行ったのは、ちょうど郵政選挙の頃だった。それまでの政治の流れを知っている人間には、小泉という人間は面白く見えたのかもしれない。だが、私のような有権者一年生にとっては、実に意味不明な選挙であった。 郵政改革とか、自民党をぶっ壊すとか言われても、それがどうして国民のため...
政治
V. 倭国と隋の外交政策

権力について

権力に制限を付けるべきではない。権力は無制限でなければならない。 能力のある人間に良い仕事をさせるためには、余計な条件を付けるべきではない。そういう人間には、好きにやってもらった方がいい。 最近の傾向として、何にでも厳しい条件を付けたがる人が多い。多くの労働者を、ある一定のルールに沿って働かせるなら...
政治
I. 科学と信用

正義の必要性について

1最近の世間では、正義は嫌われているようである。いわく、正義を振りかざすことは何も生まない。いわく、相手の罪を許すことが必要である、和解が必要である、と。しかし、それで得をするのは誰なのか。罪を許すことで得をするのは誰なのか。正義を諦めることで得をするのは誰なのか。得をするのは悪人だけであろう。正義...
宗教政治歴史
I. 科学と信用

難民の受け入れ

1最近は、難民の受け入れが問題とされることが多い。日本人は難民に冷たい。移民にもあまり好意的ではないが、難民にはさらに厳しい。なぜかといえば、日本人の目には、難民は逃亡者と見えるからだろう。戦わずに逃げるような人間を助けてやる道理はない、ということである。不正と戦って死ぬ覚悟がない人間は、人間とはみ...
宗教政治
I. 科学と信用

サンマについて

1海洋資源の利用については、国際的な協調が必要である。現在の国際社会においては、領海や排他的経済水域というものが設定されていて、その範囲内であれば、主権国家は好きなやり方で海洋資源を利用してよい、ということになっている。また公海上では、どこの国がどれだけ魚を取っても構わない、という決まりである。しか...
原子力政治環境問題
IV. 日本の平和

戦争と平和

1核兵器がなくなれば、また戦争ができるようになる。話し合いよりも、戦争で解決したほうが楽なこともたくさんある。平和を実現するためには、何よりも戦争が一番の近道である。むろんそれは、基本的な道徳が共有できていれば、ということだが。キリスト教徒がいなくなれば、戦争はそれほど残酷なものにはならないだろう。...
政治
IV. 日本の平和

格差社会

1このまえ川崎で、路上でバスを待っていた小学生と保護者らが、刃物を持った男に襲われ、多数の死傷者が出るという事件があった。この事件を、弱者を狙った卑劣な犯行と考える人もいるが、それは間違っている。現代の日本社会では格差が広がっている。収入が高い人は問題ないが、収入が低く日々の生活で精いっぱいの人には...
政治社会