社会

III. 国語の教育はいかにあるべきか

国語の教育はいかにあるべきか

最近、日本の子供たちの読解力が低下しているという。つまり、日本語の能力が低下しているということである。これを解消するために、学習指導要領が改定され、現代文が論理国語と文学国語に分けられる、というニュースがあった。しかし、現代文をいくら改良しても無駄だろう。現在の学校教育に足りないのは、古典の授業であ...
社会
III. 漢字による平和

農村の過疎化と江戸身分制

1物理学をやっていた私が仏教に手を出したと言うと、そうやって色々なものをつまみ食いするよりは、一つのものを突き詰めたほうがよい、と訳知り顔で言われることがある。だが、一つの道を究めると、それは自然と別の道につながっているものである。終着点から見返せば、すべての道が一つであることが分かる。そこに区別を...
歴史社会経済
III. 漢字による平和

税金と公共性

いったい公共性とは何だろうか。税金によって政府を運営することが公共性であるならば、税金以外の私財を公共のために使うことはできないのだろうか。最近よく、金持ちは寄付をするべきだ、という話を聞くが、税金は公共のための寄付ではないのか。税金によって人々の暮らしを向上させられるのであれば、それは一種の寄付だ...
社会経済
III. 漢字による平和

宇宙産業と世界平和

1堀江貴文氏はロケット開発に手を出しているようである。世界を見れば、民間企業の宇宙産業への進出は少しずつ進んでいるようだが、そこには大きな壁があるようにも見える。壁とは軍需産業である。日本においては、ロケットの開発は科学研究の一環として行われているが、多くの国ではむしろ軍事プロジェクトとして進められ...
社会
I. 思想雑感

学校教育の問題点

1いじめの問題はずいぶん深刻なものになっているのだな、と『聲の形』を見て思った。この映画をちらちら見ていて印象に残ったのは、教師の存在感の薄さである。学校における子供同士のいじめに、教師が介入する余地がない、ということが分かりやすく描かれている。これは当然、近年話題になることが多い、教師の超過労働の...
アニメーション社会
VII. 真珠湾の奇跡

競争よりも秩序を

私は、環境問題を解決するために世界人口を減らすべきだと考えている。問題はその方法である。以前、移動の自由を制限することで人口を抑制できるのではないか、という話をしたが、それ以上に貿易の制限が有効かもしれない。具体的には食料品の貿易を制限し、各地域は基本的に自給自足の経済圏を作る。そうすれば、その地域...
天皇環境問題社会
VII. 真珠湾の奇跡

桜を植える

いまでも人は平和、平和というが、日本ほど平和な国はない。たとえば江戸時代の二百六十年間は、かつてない平和な時代であった。では同時代のヨーロッパはどうだったかといえば、市民革命や宗教戦争やナポレオン戦争や、ほかにも様々な戦争があり、血で血を洗う闘争のオンパレードである。しかもそれはヨーロッパの中だけの...
歴史社会
V. キリスト教は外道か

インターネット

1インターネットのせいで人間はどんどん馬鹿になっている。webページを閲覧する人は、自分の興味のある記事だけを読みたいと思っている。なぜならば、インターネットというシステムがそれを可能にしたからである。運営する側も、利用者が、彼にとって興味のあるページしか閲覧しないことを前提として、サイトを作ってい...
社会
IV. 新型ウイルスについて

ウイルスの弱毒化

1ウイルスの大きさは大体100nmで、人間の約一千万分の一である。地球の大きさは大体10,000kmで、人間の約一千万倍である。つまり、ウイルスにとっての人間は、人間にとっての地球のようなものである。ウイルスは人間の中で生活し、繁殖する。それが人体に有害な作用を及ぼし、結果として人間を殺してしまうこ...
新型ウイルス社会
IV. 新型ウイルスについて

新型ウイルスについて(4)

1人間の免疫系は、顔認証のような働きをする。新しいウイルスが体内に入ってきたときに、免疫系はそのウイルスの顔を記憶する。そして、次に同じ顔のウイルスが侵入してきたときに、そのウイルスを選択的に排除できるようになる。しかし、初めのウイルスと二回目のウイルスは、同じものではない。人間の体内に侵入したウイ...
新型ウイルス社会科学