政治

前回の記事をPart1とした。Part1では、第三次産業が発達しても、戦争には勝てないことを指摘した。国力に寄与するのは第二次産業までであり、第三次産業は国力に寄与しない。第一次産業が兵を養い、第二次産業が兵器を養う。重要なのはGDPではなく、戦う力があるかどうかだ、と。しかし、これは対外的な国力の...

ドナルド・トランプが再び米国の大統領に就任してから、いろいろなことが動きはじめた。ウクライナのゼレンスキー大統領がホワイトハウスに呼び出されて𠮟られたり、ガザ地区をアメリカの領土にすると言い出したり、彼の一言一句に世界中が大騒ぎしている。ウクライナ戦争に関しては、ゼレンスキーを交渉の席から外して、ロ...

1．少子化対策コンドームの販売を禁止する。コンドームがなければ、少子化にはならない。いろいろ考えてみたが、やはりこれしかないと思う。権利には義務が伴い、報酬には仕事が伴う。それと同様に、セックスという快楽には子育てという負担が伴うのである。しかるに現代人は、コンドームを利用することによって、ただでセ...

『世界政府論』の販売を開始しました。世界政府に関する今までの議論をまとめた内容になっています。新しい話題もありますので、是非ご一読ください。

なので、この事件の報道をよく目にする。もう一度論点を整理したい。まず、山上被告はいち私人にすぎないので、彼について語るべきことはない。一方で、安倍晋三は公人である。彼は歴代最長の内閣総理大臣であり、歴史に名前が残る人物である。ゆえに、彼の人生は厳しく批評されねばならない。むかし、幕末のころ、井伊直弼...

アメリカ合衆国第46代大統領ジョー・バイデンは、2009年から2017年まで同国の副大統領を務めていた。彼はその間に6度もウクライナを訪問している。バイデンはウクライナのNATO加盟を支持した。また、2014年のロシアによるクリミア併合の後には、対戦車ミサイル「ジャベリン」の供与を提案した。2021...

2022年7月、元首相の安倍晋三氏が街頭演説中に銃撃され、死亡する事件が起きた。犯人の供述によれば、動機は政治的なものではなく、旧統一教会への恨みを晴らすためだった。はじめは教団の指導者を標的にするつもりだったが、暗殺の困難を悟り、教団の広告塔になっていた安倍に狙いを変えたという。この事件は、他の自...

資本主義によって人類は豊かになっただろうか。全体としては豊かになったが、同時に貧富の格差は拡大し続け、気候変動という災厄をも生み出してしまった。ゆえに、資本主義は誤った思想であり、共産主義こそが正しい。このように主張する知識人と、それを支持する人々がいる。彼らの間違いは、資本主義と共産主義という二項...

自民党の問題点先日の衆院選では、自民党が過半数の議席を獲得し、立憲民主党は議席を減らした。選挙前から自民が勝つだろうとは思っていたが、ここまで大勝するとは思っていなかった。国民が自民党を選ぶ理由は、民主党に対する拒否反応が大きいのだろう。安倍元首相が「悪夢の民主党政権」と繰り返したことで、民主党に対...

衆議院選挙が近づいてきたので、TVでは選挙の話が増えた。とくに若者の投票率の低さを嘆く声が多い。識者が言うには、若者が投票に行かなければ、彼らの意志は政治に反映されず、高齢者重視の政策が続けられることになる。だから、自分の利益を守るために若者も投票に行くべきだ、と。それに対して若者の側は、どうせ選挙...