III. マッハとカント粒子によらない物理学 古典的な物理学は、物質の存在を前提としている。ニュートン力学における質点や、統計力学における原子はその典型である。 ある粒子に働く力と、その粒子の位置の変化、あるいは速度の変化を記述すること、それが力学である。しかし物理を記述するために、本当にそのような情報が必要だろうか。 物理学が記述すべきは現象... 2020.04.25III. マッハとカント小論集2科学
III. マッハとカント相対論の限界 1 相対性理論の特徴は、絶対的な運動を定義できることである。 勘違いされやすいことだが、ニュートン力学の体系の中では、相対的な運動しか定義されていない。そこでは、運動は物体間の相対的な位置変化を意味している。一方で、アインシュタインの相対論では、物体の絶対的な運動が定義されうる。加速度運動は、他の物... 2020.04.10III. マッハとカント小論集2科学
III. マッハとカントマッハとカント 1 アインシュタインが、マッハの影響を受けていることはよく知られている。しかし、マッハに影響を与えた人物については、あまり知られていない。私が思うに、マッハはカントの影響を強く受けている。とくに、カントの『自然科学の形而上学的原理』の中には、マッハの原理と同一の考えが既に示されている。ドイツには、カ... 2020.04.10III. マッハとカント小論集2科学