I. 歴史論集世界最終戦争 1 アメリカが戦争を始めるときには、一定のパターンがある。太平洋戦争の場合、真珠湾に攻撃を受けてから、日本に宣戦を布告した。アフガニスタン紛争は、九・一一に対する報復として始まった。アメリカはいつも、一度敵の攻撃を受けてから、それに反撃するという形で戦争を始めている。たしか米墨戦争でも、同じような経... 2020.03.09I. 歴史論集東アジアの歴史と未来政治歴史軍事
I. 歴史論集満洲事変の軍事思想 1 満洲事変の意義について、もう少し述べてみたい。 満洲事変を起こしたとき、石原莞爾の頭の中にあったのは、ナポレオン戦争であった。ナポレオンはフランスの将軍であったが、彼一代でヨーロッパ大陸をほとんど統一してしまった。その後、ナポレオンが勝負を挑もうとしたのは、イギリスであった。大陸封鎖を行ってヨー... 2020.03.09I. 歴史論集東アジアの歴史と未来歴史満洲
I. 歴史論集中国の近代化 私は、近代化に必要な要素は二つあると思う。 一つ目は、国民意識である。我々は〇〇国民である、という意識を持った人々の集合が、近代国家である。そして建前上は、彼らが国家の主権者であることになっている。 二つ目は、都市文明化である。近代化とは、人口が都市に集中する過程である。都市が農村から人口を吸い上げ... 2020.03.09I. 歴史論集東アジアの歴史と未来中国歴史満洲
I. 歴史論集中国語について 1 旧約聖書に、バベルの塔という話がある。 むかし人々は、天まで届く塔を作ろうとした。塔は途中まで出来上がったが、その不遜な行いが神の怒りに触れ、完成する前に壊されてしまった。さらに神は、二度と塔が作れないように、人々が使う言葉を乱した。互いに言葉が通じなくなった人々は、協力することができなくなり、... 2020.03.08I. 歴史論集東アジアの歴史と未来中国歴史