大智度論現代語訳大智度論 第六巻(下) 経 礙さふることなく、畏おそるる所ところなきことを得う。(足止めされることがなく、畏れることがないことを得る) 論 認識・感覚・感覚の対象の中に現れる種々の原因のなかに、心が足止めされることがなく、尽きることがなく、消滅することがない。これを「礙ることなく、畏れる所なし」という。 問 15 先に「諸... 0003.01.06大智度論仏教大智度論
大智度論現代語訳大智度論 第六巻(上) (大智度初品中十喩釋論第十一 第六巻) 初品の中の十種の比喩を解説する。 経 (これらの菩薩は)諸々の現象は幻のようであり、陽炎のようであり、水中の月のようであり、空間のようであり、響きのようであり、蜃気楼のようであり、夢のようであり、影のようであり、鏡の中の像のようであり、化のようである、と理解す... 0003.01.06大智度論仏教大智度論
大智度論現代語訳大智度論 第二巻(上) (大智度初品總説如是我聞釋論第三 第二巻) 次に、「如是我聞一時」を総説する。 問 仏が一切智をもつ人であり、師匠につかず、他の教えに従わず、他の法を受けず、他の方法を使わず、他の言うところに従わずに、自然に悟りを開き、教えを説くのならば、どうして「このように私は聞いた」と言うのか。 答 あなたの言... 0003.01.02大智度論仏教大智度論
大智度論現代語訳大智度論 第一巻(下) 摩訶般若波羅蜜初品如是我聞一時釋論 第二 (初品の中の「如是我聞一時」を解説する) 経 是かくの如ごとく我われ聞きけり、一いち時じ(私はある時、このように聞いた) 「如是」 問 11 なぜ、経の初めに「是かくの如ごとく」と言うのか。 答 限りない仏の教えは、信じることを始まりとし、知恵を手段とする。... 0003.01.01大智度論仏教大智度論
大智度論現代語訳大智度論 第一巻(上) はじめに 仏教学の世界では、サンスクリットやチベット語の文献研究が盛んで、それらの日本語訳はたくさん発表されている。一方で、漢文でしか残されていない仏典に関しては、ほとんど翻訳がないのが実情である。 もちろん国訳といわれるものはあるが、それらは基本的に漢文調の文章である。読み慣れた人には味わい深くて... 0003.01.01大智度論仏教大智度論
大智度論大智度論の成立過程 大智度論はどのように成立したのか、ということに関しては、様々な考察がなされてきた。ある人によれば、それは龍樹の作ではない。他の人によれば、半分は龍樹の作である。ここで、大智度論を読んでいて、私なりに気付いたことを述べたい。 はじめに気付くことは、文章の流れが不自然に切られている部分が多いことである。... 0003.01.01大智度論仏教大智度論
papersEssence of Mind 日本語版 1. Definition of Mind 1.1 Where is your mind? If it does exist, there must be the place for it. Is it within your body or in the outside of it? I... 0002.01.02papers科学
papersWhat is final cause? 日本語版 1 Introduction There have been various opinions obout atom from ancient times. It is well known that the ancient Greece philosophers, such as Leu... 0002.01.02papers科学
papersCritisize Atomism Hystorical and Metaphysical Investigation of Quantum Mechanics 日本語版 Introduction Let us assume a system of two helium atoms. Suppose that they were ob... 0002.01.02papers科学
論文空の論証 ギリシャ哲学と仏教中観派の比較研究 1 序論 1.1 あるものの認識は、認識される対象以上に実在的である。しかし、認識される対象が存在しなければ、認識そのものも存在しえない。ゆえに、認識は、認識の対象に依存している、と言うことができる。しかし、我々はやはり、認識を通してしか、認識される対象の存在を... 0002.01.01論文仏教思想