政治民主主義と復讐 人間は生まれつき、他の人あるいは世界中の人々と平等に、完全な自由と自然法の定めるあらゆる権利と特権を無制限に享受する権限とを与えられているのだから、彼の所有権、つまりその生命、自由、財産を他の人による侵害や攻撃から保全する権力を生まれながらに持つだけでなく、他の人が自然法を侵したときにはそれを裁き、... 2025.07.20政治政治
政治イラン・イスラエル戦争 イスラエルとハマスの戦争はもう2年近く続いているが、先月あたりから状況が変わりはじめた。2025年6月13日、イスラエルはイランへの空爆を開始した。イスラエルのねらいは、イランのハマス支援を中断させることだと思われる。アメリカもこの攻撃に加わり、22日には米空軍がイランの核関連施設を爆撃した。これに... 2025.07.12政治世界政府政治
政治現代の常識「GDP≠国力」 Part2 前回の記事をPart1とした。Part1では、第三次産業が発達しても、戦争には勝てないことを指摘した。国力に寄与するのは第二次産業までであり、第三次産業は国力に寄与しない。第一次産業が兵を養い、第二次産業が兵器を養う。重要なのはGDPではなく、戦う力があるかどうかだ、と。しかし、これは対外的な国力の... 2025.04.10政治政治経済
世界政府現代の常識「GDP≠国力」 Part1 ドナルド・トランプが再び米国の大統領に就任してから、いろいろなことが動きはじめた。ウクライナのゼレンスキー大統領がホワイトハウスに呼び出されて𠮟られたり、ガザ地区をアメリカの領土にすると言い出したり、彼の一言一句に世界中が大騒ぎしている。ウクライナ戦争に関しては、ゼレンスキーを交渉の席から外して、ロ... 2025.04.03世界政府世界政府政治
世界政府日本再生のための諸政策 1.少子化対策コンドームの販売を禁止する。コンドームがなければ、少子化にはならない。いろいろ考えてみたが、やはりこれしかないと思う。権利には義務が伴い、報酬には仕事が伴う。それと同様に、セックスという快楽には子育てという負担が伴うのである。しかるに現代人は、コンドームを利用することによって、ただでセ... 2025.02.15世界政府世界政府政治軍事
法律民法について考えたこと 仕事と家庭民法の教科書をだいたい読み終わったので、いろいろ考えたことを書いておく。日本の民法は、第一編が総則、第二編と第三編が財産法、第四編と第五編が家族法という構成になっている。前半では市民間の契約による経済活動を取り扱い、後半は婚姻、離婚、相続などの家族に関する規律を扱っている。民法が描く人間社... 2025.01.02法律政治法律
書評改めて、ジョン・ロック『統治論』を読み解く ジョン・ロックの『統治論』は1689年に公刊された。本書は前後編に分かれており、『統治二論』と呼ばれることもある。前半部は王権神授説の批判に当てられ、後半で社会契約の理論が展開される。本稿では主に後篇を批判的に読解する。今回参照したのは伊藤宏之訳『改訂版 全訳統治論』(八朔社、2020)である。1我... 2023.12.19書評思想政治
書評ルソー『人間不平等起源論』を読み解く 今回は、ジャン=ジャック・ルソーの1755年の著作『人間不平等起源論』を読み解きます。本稿では、ルソーのもう一つの主著『社会契約論』にも言及します。『社会契約論』は1762年に発表された本で、人民主権をうたい、フランス革命に影響を与えました。参照したのは小林善彦、井上幸治訳『人間不平等起源論 社会契... 2023.11.22書評思想政治
書評斎藤幸平『人新世の「資本論」』を読み解く 斎藤幸平さんの『人新世の「資本論」』を読み解きます。1本書の主題は、気候変動への対策を議論することである。国連のSDGsによって示されたように、気候変動は人類社会にとって大きな問題になっている。その問題の大きさを読者に再認識させ、かつ、既存の対策の不十分さを示すことが、第1章から第3章までの内容であ... 2023.10.18書評世界政府政治経済
書評東浩紀『訂正可能性の哲学』を読み解く 先日、X(旧twitter)をはじめました。この記事は、Xでのつぶやきをまとめたものです。本稿は、表題の本を読み解き、リベラリズムを批判する内容になっています。今後しばらくは、気になる本の読解を行っていくつもりです。第一部本書は二部に分かれている。第一部ではリベラリズムについて、第二部では民主主義に... 2023.10.12書評思想政治