社会

社会

教育論

教育の問題について書く。結論から言うと、一番の問題は親が口を出しすぎることである。ブラック校則たとえば、ブラック校則の問題がある。世の中には理不尽なほど厳しい校則があり、それで生徒が困っているという。どうしてそうなるかというと、親が望むからだろう。親としては、できるだけ安全な学校に我が子を通わせたい...
社会
文化

食肉の文化

豚泥棒以前北関東で、ベトナム人が牧場から豚を盗み、自分たちで解体して食べていた、という事件があった。このニュースを見て、ベトナムは文化が違うな、と思った。はたして日本に、自分で豚を解体したことのある人がどれだけいるだろうか。豚は日々工場で殺され、加工されてパックに詰められ、スーパーに並べられる。我々...
文化社会
思想

法治主義の限界

1法治主義とは、法によって社会秩序を実現できる、という思想であり、より積極的には、法によってのみそれが可能だ、という思想である。しかしながら法の力には限界がある。なぜならば、「嘘をついてはいけない」という法律を作ることはできないからである。法律は、すべての人間が正直であることを前提としている。という...
仏教思想社会
ジェンダー問題

女性の権利向上のために(2)

最近はコロナに加えて、オリンピックや女性差別の問題のせいで、ますます社会がギスギスしてきたような印象がある。女性側が男性からの差別を強調することで、かえって男女間の亀裂が深まっているようにも思われる。ここで問題を少し整理してみよう。そもそも、男女は平等ではない。これは事実である。したがって、男女平等...
ジェンダー社会
ジェンダー問題

女性の権利向上のために(1)

水子とは何か日本中いたるところに水子の供養碑が立っている。あれはたぶん流産ではなく、自分で殺した子供を祭っているのだろう。ルイス・フロイスの日本史にもあるように、日本の女は自分で産んだ赤子を殺すことがある。なぜかというと、自らの権利を守るためだろう。女性に子供を殺す権利がある場合、父系性も家父長制も...
ジェンダー社会
思想

道徳の起源(2)

道徳を「よい・わるい」という価値判断だと考える人がいる。難しい言い方をすれば当為の判断、そうすべきか否か、という判断が道徳だという考え方である。それも間違いではないが、道徳は本質的に正誤の判断である。つまり、道徳の本質は無矛盾性である。たとえば、人のものを盗むことはよいことだ、と言う人がいたとしよう...
思想社会
思想

道徳の起源

ときどき、道徳の起源を探る、というテーマの本を目にすることがある。社会学や心理学、進化生物学などの知見に基づいて、人間の道徳性を説明する、というふうな本である。そういう本を目にする度に、ずいぶん奇妙なことを言うものだと思っていた。たとえば、すしの起源を探る、というのなら分かる。すしという食文化がどの...
思想社会
仏教

三界の狂人(2)

現代人は現実よりも言葉を重んじる。これは貨幣をめぐる問題についても同様である。貨幣格差とは何か。格差とは、貨幣の保有量が人によって異なる、ということである。多くの貨幣を保有している人もいれば、少ない貨幣を保有している人もいる。これが格差である。では、貨幣とは何か。貨幣とは銀だろうか。貨幣とは紙だろう...
仏教社会
政治

司法の問題点

最近、司法のあり方に疑問を感じるようになった。私はもともと、法治主義には否定的である。法による支配とは暴力による支配であり、これが帝国主義を促進してきた側面もあると考えている。私はこれに代わる政治理念として、徳治主義を提案している。これについては別の記事にゆずる。たとえば先日、爆笑問題の太田光が、週...
仏教政治社会
政治

奉行所設置の提案

現代社会の問題点は、個人の権利よりも企業の活動の方が優先されていることだと思う。これが端的に現れているのが、警察の活動である。たとえば、企業と個人の間にトラブルが生じた場合、警察は企業の味方をせざるをえない。なぜならば、たいていの企業は弁護士と契約しており、法的な観点から警察の活動をけん制することが...
社会