社会

経済

格差の拡大が経済を成長させる

保育という仕事は生産性を向上させることが難しい。機械化も効率化もできず、子どもの面倒は人間が見るしかない。そうした手間のかかる仕事を一部の人間に押し付け、残りの人々は生産性の高い仕事に従事する。 後者が生産性を向上させればGDPは増えるが、それが可能になるのは、生産性の低い仕事を他人に任せた結果であ...
経済
ジェンダー問題

名字の廃止

最近ようやく、夫婦別姓の意味が分かった。あれは名字を廃止するということだ。 たとえば、次のようにすれば、選択的夫婦別姓と同じ効果が得られる。まず、日本人の名前から名字を廃止して、個人名だけにする。いま名字を持っている人は、それが個人名に付け加えられ、名字を失う。結婚したときには、個人名を変更する権利...
ジェンダー社会
経済

貨幣という病

GDPが社会の富を表現するという考えは、アダム・スミスにさかのぼる。彼は日用品の流通量がその社会の富を表すと考えた。ゆえに、商品の取引において用いられる貨幣の量を計ることで、その社会の富を算出できることになる。だが現代においては、日用品ではなく、貨幣そのものが富を表現すると考えられている。こうなった...
経済
経済

ITの次に来る技術

アナログからアナログへ むかしの日本は技術大国として世界から尊敬されていたが、いまは見向きもされない、という話がある。電化製品や自動車など、ものづくりには秀でていたが、IT社会に対応できず、技術革新が生まれていない、と。いまは「テクノロジー=IT」と言ってもいい時代なので、ITの分野で活躍できないこ...
科学経済
世界政府

世界政府の中東政策

この論考は、世界政府を実現するために必要な政策を明らかにすることを目的とする。あるいは、世界政府を実現したらこのような政策を実行します、というマニフェストとして読んでほしい。 宗教政策 まず、中東・中央アジアを治めるためには、イスラム教を排除する必要がある。これらの地域の混乱の原因がイスラム教にある...
世界政府宗教政治
社会

入管の件

日本の入管は、外国人の扱いが残酷なことで知られる。先日、名古屋入管でスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが死亡した事件があり、大きな波紋を投げかけている。日本政府の不誠実さをなじる声もあるが、思うに、これは自業自得である。彼女は不正を正すことを怠ったので、不正の被害にあった。 これは入管だけの...
社会
ジェンダー問題

婦人の仁

男女の差異 中国に「婦人の仁、匹夫の勇」という言葉がある。これをもって儒教は女性差別的だという人がいる。しかし、女性が軽薄で無責任なのは事実であり、それは現在も変わっていない。自己中心的な人間が政治を行うことは社会の不利益にしかならないので、私は、女性は政治家になるべきではないと思う。 そもそも、男...
ジェンダー社会
社会

多様性と調和

今回のオリンピックのテーマは「多様性と調和」だという。性別や人種の多様性を尊重せよ、とのお達しである。 何が言いたいかというと、差別をなくそう、ということだろう。自分と異なる人間を尊重できないから、差別が生まれる。自分と異なる人間を尊重できれば、差別はなくなる。だから尊重せよ、と。それができるなら苦...
社会
宗教

ユダヤ人は善か(2)

かつてイギリスは中国にアヘンを輸出し、おびただしい数の中毒患者を作り出した。アヘン戦争は、それが人種差別に基づいた国家的犯罪行為だという点で、ホロコーストに匹敵する悪事である。欧米人がホロコーストを非難するのは、それによって自らの過ちを隠すためにすぎない。 北米入植者によるインディアンへの迫害も人種...
宗教社会
宗教

ユダヤ人は善か(1)

最近、元ラーメンズの小林賢太郎氏が、過去のコントが原因でオリンピックの演出から外されるという事件があった。そのコントはホロコーストを茶化す内容だったという。それが不謹慎だという理屈も分かるが、あまり過剰に反応するのもどうかと思う。ホロコーストの相対化まで禁止してしまえば、その歴史的な意義を明らかにす...
宗教社会