社会多様性と調和 今回のオリンピックのテーマは「多様性と調和」だという。性別や人種の多様性を尊重せよ、とのお達しである。何が言いたいかというと、差別をなくそう、ということだろう。自分と異なる人間を尊重できないから、差別が生まれる。自分と異なる人間を尊重できれば、差別はなくなる。だから尊重せよ、と。それができるなら苦労... 2021.08.07社会社会
宗教ユダヤ人は善か(2) かつてイギリスは中国にアヘンを輸出し、おびただしい数の中毒患者を作り出した。アヘン戦争は、それが人種差別に基づいた国家的犯罪行為だという点で、ホロコーストに匹敵する悪事である。欧米人がホロコーストを非難するのは、それによって自らの過ちを隠すためにすぎない。北米入植者によるインディアンへの迫害も人種差... 2021.07.31宗教宗教社会
宗教ユダヤ人は善か(1) 最近、元ラーメンズの小林賢太郎氏が、過去のコントが原因でオリンピックの演出から外されるという事件があった。そのコントはホロコーストを茶化す内容だったという。それが不謹慎だという理屈も分かるが、あまり過剰に反応するのもどうかと思う。ホロコーストの相対化まで禁止してしまえば、その歴史的な意義を明らかにす... 2021.07.27宗教宗教社会
思想来たるべき戦争について(民主主義批判) 前置き戦争はもう始まっている。というより、いま始めないと間に合わない。中国は台湾を取るつもりだが、ここで先手を打たれるのはまずい。我々が先手を取らねばならない。戦争は敵の意表をついて始めるのがよい。つまり奇襲攻撃である。我々の奇襲は、天皇の中国皇帝への即位である。台湾に中華民国政府が存在することは僥... 2021.07.27思想思想政治軍事
環境問題SDGsと経済成長 二兎を追う者SDGsは持続可能な発展をうたっている。発展とは経済成長のことであろう。経済成長を実現しつつ、社会問題を解決しようとする試みである。それが可能かどうかは分からないが、経済成長を前提としている点には注意しなければならない。そもそも、なぜ経済成長が必要なのか。彼らは、社会問題を解決するために... 2021.07.05環境問題環境問題社会
社会教育論 教育の問題について書く。結論から言うと、一番の問題は親が口を出しすぎることである。ブラック校則たとえば、ブラック校則の問題がある。世の中には理不尽なほど厳しい校則があり、それで生徒が困っているという。どうしてそうなるかというと、親が望むからだろう。親としては、できるだけ安全な学校に我が子を通わせたい... 2021.04.28社会社会
政治日本国策大綱 現在日本国は未曽有の危機の中にある。三十年来経済の停滞は続き、リーマンショックやコロナ禍による不況の中で市民の生活は圧迫され、格差が固定化されつつある。外交的には対米従属を脱け出せぬまま、中国の台頭を前にして右せんか左せんかと思い悩む。米軍基地と尖閣問題の板挟みにあって、日本政府は解決不能なジレンマ... 2021.04.16政治天皇政治
ジェンダー問題女性の権利向上のために(3) 近代の女性は、外に出ないで家事をやっていればよい、と言われることがある。これは経済が発達したから可能になったことで、昔は男も女もみな働いていたはずである。ステレオタイプかもしれないが、女性の仕事といえば養蚕だろう。男は野良仕事で野菜を作り、女は蚕を飼って絹を織る。その絹を市場まで売りに行くのも女であ... 2021.03.19ジェンダー問題ジェンダー歴史
世界政府世界政府の税制 世界政府の税制は租庸調を基本とする。租は穀物であり、庸は労役、調は特産品である。我々は世界各地に食料倉庫を作り、食料税をそこへ納めさせる。そのうち一部は政府が運用する。他はそのまま倉庫に残し、飢餓などが起きたときに放出する。そのように、世界政府の税制は、それ自体が住民のセーフティネットとして機能する... 2021.03.16世界政府世界政府政治
思想法治主義の限界 1法治主義とは、法によって社会秩序を実現できる、という思想であり、より積極的には、法によってのみそれが可能だ、という思想である。しかしながら法の力には限界がある。なぜならば、「嘘をついてはいけない」という法律を作ることはできないからである。法律は、すべての人間が正直であることを前提としている。という... 2021.03.09思想仏教思想社会