社会

経済

経済成長とキリスト教

付加価値とは何であるか。 たとえば、一枚の布が、一人の労働者の一日分の仕事で生産されるとしよう。 もしも、同じ大きさの布が、一人の労働者の半日分の仕事で生産されるようになれば、生産性は二倍に増加したことになる。 ここで、その布が以前と同じ値段で売れれば、売り上げは二倍になる。 一方、供給が増加したこ...
宗教社会経済
政治

安倍晋三銃撃事件について

2022年7月、元首相の安倍晋三氏が街頭演説中に銃撃され、死亡する事件が起きた。犯人の供述によれば、動機は政治的なものではなく、旧統一教会への恨みを晴らすためだった。はじめは教団の指導者を標的にするつもりだったが、暗殺の困難を悟り、教団の広告塔になっていた安倍に狙いを変えたという。 この事件は、他の...
宗教政治
軍事

ウクライナはこうすれば勝てた

ウクライナに侵攻したロシア軍は着々と支配領域を広げている。ウクライナ軍は善戦しているが、少しずつ領土を切り取られているのが現状である。NATO加盟国からの援助はロシア軍を苦しめているものの、もともとの国力差を考えれば、ウクライナが押し負けるのは自然である。 2021年のロシアのGDPは1.7兆ドル、...
大東亜戦争軍事
経済

円安と日本経済の停滞

記録的円安 現在、円安が進行中である。2022年4月28日には1ドル=130円台まで下落した。理由は日米の金利差だという。アメリカは景気が回復したため利上げを行ったが、日本は景気が低迷しているためマイナス金利のままである。ゆえに、ドルを銀行に預けると利息の分だけ額が増えるので、円を売ってドルを買う動...
社会経済
軍事

ロシアのウクライナ侵攻について

公平な裁き 2022年2月24日、ロシア軍がウクライナへ侵攻を開始した。テレビでは連日この事件を報道しているが、いつも通りロシアを非難する論調ばかりである。 ロシア側によれば、事の発端は東西ドイツ統一後にNATOとの間で交わされた約束にあるという。それはNATOをドイツより東には拡大させないという内...
世界政府政治
思想

民主主義の欠陥

アメリカの場合 先日開かれたCOP26にアメリカのバイデン大統領が出席した。前回のCOP25にトランプ大統領は出席せず、さらにパリ協定からの離脱も表明した。その後、共和党から民主党に政権が変わったことで、アメリカはCOPに戻ってきた。 COPだけではなく、TPPのときもそうで、アメリカは一度結んだ約...
思想政治
政治

重農主義宣言

資本主義によって人類は豊かになっただろうか。全体としては豊かになったが、同時に貧富の格差は拡大し続け、気候変動という災厄をも生み出してしまった。ゆえに、資本主義は誤った思想であり、共産主義こそが正しい。このように主張する知識人と、それを支持する人々がいる。 彼らの間違いは、資本主義と共産主義という二...
思想経済
政治

日本政治の現在地

自民党の問題点 先日の衆院選では、自民党が過半数の議席を獲得し、立憲民主党は議席を減らした。選挙前から自民が勝つだろうとは思っていたが、ここまで大勝するとは思っていなかった。 国民が自民党を選ぶ理由は、民主党に対する拒否反応が大きいのだろう。安倍元首相が「悪夢の民主党政権」と繰り返したことで、民主党...
政治
思想

能力主義と格差社会

1 先日の記事で、先進国における経済成長が格差拡大の上に成り立っていることを示した。今回は、そうして作られた格差社会を肯定する原理となる、能力主義について考えてみたい。 能力のある人はそれにふさわしい報酬を得るべきだ、という意見はもっともらしく思える。この人の所得は多いが、この人の所得は少ない、とい...
思想社会
政治

若者は選挙に行くべきか

衆議院選挙が近づいてきたので、TVでは選挙の話が増えた。とくに若者の投票率の低さを嘆く声が多い。 識者が言うには、若者が投票に行かなければ、彼らの意志は政治に反映されず、高齢者重視の政策が続けられることになる。だから、自分の利益を守るために若者も投票に行くべきだ、と。それに対して若者の側は、どうせ選...
政治社会